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【東大受験対策】合格最低点の分析による目標点の設定

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  • 東大志望者
  • 東大の合格最低点を知りたい
  • 共通テスト・2次試験の目標点を知りたい
  • 目標点数の設定をしたい

東大受験を計画するうえで合格最低点の把握と各科目・個人の特性に合った目標点数の設定は重要ですよね。

ここができれば、得点効率を高めて、東大に合格できる確率が上がります。
(逆にできないと東大受験がただのギャンブルになります。)

本記事では、合格最低点の推移だけでなくタイプ別科目別の目標点の設定方法を解説しているので、必ず自分なりの戦略が立てられるようになるはずです。

最後には東大受験のプロに個別に相談できる無料相談会の参加チケットもプレゼントしています。

KENTEN

KENTEN

私も最低点の分析から始め、目標点を設定したことで、効率よく学習を進められたので東大理Ⅰに現役合格できました。

内田悠斗(うっちー)

内田悠斗(うっちー)

東大毎日塾 代表

「受験のプロが毎日指導」がコンセプトのオンライン個別指導塾「東大毎日塾」を運営。
オーダーメイドの計画指導と毎日の徹底した学習管理で、難関大学への逆転合格を多数実現。
教育専門家として、大手学習メディアを多数監修。
本ブログでは、累計1000人以上の指導経験に裏打ちされた受験ノウハウや成績アップ術を分かりやすくお届けします。

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結論:東大の合格最低点を踏まえた目標点

東大の合格最低点

文Ⅰ339.8点
文Ⅱ338.6点
文Ⅲ333.5点
理Ⅰ323.1点
理Ⅱ314点
理Ⅲ379.1点
東大合格最低点(10年間平均)
科類\年度2014201520162017201820192020202120222023
文Ⅰ333325352355355352344335303344
文Ⅱ332322349349351358338338306343
文Ⅲ327311344344344343339337305341
理Ⅰ307323328347319335321333303315
理Ⅱ310312315335311330313314287313
理Ⅲ372377389408392385386376348358
年度別東大合格最低点

東大受験生の共通テスト目標点

全科類とも目標点は730点です。

この前後であれば他の受験生と大きく差はつきません。

東大2次試験目標点

文Ⅰ267点
文Ⅱ265点
文Ⅲ260点
理Ⅰ249点
理Ⅱ239点
理Ⅲ306点

ここから自分の特性、東大の科目特性を考慮して各科目ごとに目標を設定します。

目標設定時に必要な考え方や注意点、目標の修正方法も後ほど紹介しているので必ず最後までご覧ください。

東大の合格最低点・平均点の推移

東大の合格最低点(共通テスト+二次試験 550点満点)の推移

文Ⅰ339.8点
文Ⅱ338.6点
文Ⅲ333.5点
理Ⅰ323.1点
理Ⅱ314.0点
理Ⅲ379.1点
東大合格最低点(10年間平均)

10年間(2014~2023年)の合格最低点(共通テスト+2次試験)の推移を文系・理系別にまとめました。

※2020年までは大学入試センター試験

東大合格最低点文系(共通+2次)
東大合格最低点理系(共通+2次)
科類\年度2014201520162017201820192020202120222023
文Ⅰ333325352355355352344335303344
文Ⅱ332322349349351358338338306343
文Ⅲ327311344344344343339337305341
理Ⅰ307323328347319335321333303315
理Ⅱ310312315335311330313314287313
理Ⅲ372377389408392385386376348358
年度別東大合格最低点

東大の合格平均点(共通テスト+二次試験 550点満点)の推移

文Ⅰ367.0点
文Ⅱ361.9点
文Ⅲ354.0点
理Ⅰ354.0点
理Ⅱ338.8点
理Ⅲ406.7点
東大合格平均点(10年間平均)

10年間(2014~2023年)の合格平均点(共通テスト+2次試験)の推移を文系・理系別にまとめました。

※2020年までは大学入試センター試験

東大合格平均点文系(共通+2次)
東大合格平均点理系(共通+2次)
科類\年度2014201520162017201820192020202120222023
文Ⅰ358354379381381379374361332371
文Ⅱ352345373374373379362362330369
文Ⅲ346332364365364361359357328364
理Ⅰ338353358378352363353361334345
理Ⅱ334336342363336353337339313335
理Ⅲ400403416433418411414406377389
年度別東大合格平均点

東大受験生の共通テストでの目標点

730点前後が目標点

2021年から共通テストに変わり、試験は大幅に難化したためセンター試験時代の目標点の考え方は改める必要があります。

東大は第一段階選抜合格者の平均点を公表しており、共通テストになってからは650~790点の間に収まっており、3年間(2021年~2023年)の全科類の平均は約730点でした。

202120222023平均
文Ⅰ743676726715
文Ⅱ746692712716.6
文Ⅲ770698737735
理Ⅰ789730765761.3
理Ⅱ764700749737.6
理Ⅲ757659698704.6

まだ3年分しかデータがない上に、難易度もまだ不安定なので正確な予想が難しいところもあるのですが、第一段階選抜合格者の平均点を目標値と考え、730点前後(=81.1%)を目標にするのがいいでしょう。

ここでは他の受験生に大きく差をつけられなければ問題ないので、共通テストの模試で受験生の平均点を確認して、調整しましょう。

共通テスト8.2点=2次試験1点

共通テストでは900点が110点に圧縮されるので、共通テストの点数が占める割合はかなり低い状態です。

ちなみに730点の場合89.2点まで圧縮されます。

仮に共通テストで41点差がついたとしても、圧縮されると5点です。
5点ならば2次試験で十分に取り戻せる点数です。

KENTEN

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東大では共通テストよりも、2次試験対策が圧倒的に重要だとわかりますね!

共通テスト85%以上からは得点の伸びが悪い

共通テストで85%以上とれるようなら対策は不要です。

それ以上は対策に時間をかけても得点を伸ばすことが難しくなってきます。

共通テストより2次試験対策に時間を費やすほうがコストパフォーマンスはいいでしょう。

東大2次試験の目標点

科類別の2次試験目標点

2次試験の目標ラインとして2014年から2023年まで過去10年分の合格最低点の平均を算出し、難易度予測も含めて調整したものです。

文Ⅰ267点
文Ⅱ265点
文Ⅲ260点
理Ⅰ249点
理Ⅱ239点
理Ⅲ306点

共通テストで各科類730点を取ったと仮定しています。

過去の合格最低点の平均

2次試験の合格最低点の過去10年の平均は

  • 文Ⅰは約241点(55%)
  • 理Ⅰは約226点(51%)

ギリギリ最低点での合格を狙う場合でも、これくらい必要なことは意識しておきましょう。

難易度の上下にも対応可能

この最低点の平均を目標にしてもいいのですが、年によって難易度が異なり、波があります。

そこで目標ラインは合格最低点から算出したものより少し高めの目標にしています。

合格最低点が高い年にも対応できるようにするためです。

2022年は文系・理系のどちらも合格最低点が大幅に下落し、過去20年で最低となりました。共通テストの難化に加えて、2次試験も採点が厳しくなったと見られます。

KENTEN

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この目標点ならばたとえ易化で合格最低点が上がったとしても、難化で下がったとしても合格点に達するはずです!

目標点を科目別に割り振る

科目別の目標設定では高すぎる目標は設定しない

目標設定時に考慮すること
  • 個人の得意科目・不得意科目
  • 科目ごとの得点の伸ばしやすさの特性

上図のように時間を費やせれば「楽に伸ばせるところ」と「伸びにくいところ」があります。

効率がよいところに注力しないと、残りの時間ではこなせない受験計画になってしまいます。

「守り」「標準」「攻め」科目の設定

科目ごとに「守り」、「標準」、「攻め」のどのレベルに目標を設定し、総合してどうやって“標準目標ライン”に到達するかを考えます。

「守り」科目なるべく足を引っ張らない程度に最低限の得点取得を目指す科目
「標準」科目合格最低点をクリアできる標準的な得点を目指す科目
「攻め」科目他の受験生に差をつけられる高得点を目指す科目

各科目に目標設定するにあたってはコスパを考えた現実的なものにしましょう。
「やれば伸びるだろう」という希望的観測でだけでむやみに目標ラインを高く設定しすぎないように注意しましょう。

例えば、文系の国語で96点(80%)以上は「普通に得意」レベルではまず不可能で75点が限界です。英語は90点までは努力で伸ばせますが、そこから上は伸ばすのが難しくなります。国語や数学は「普通に得意」レベルだけでは「攻め」科目にするのは厳しく、一種の”センス”が必要です。

またすべての科目がバランスよくできることが東大合格の条件ではありません。

点数が取れない科目は、「守り」科目に設定し、他の科目でカバーする戦略が有効です。

守り科目

目標点数30~50%を目指す
設定する科目・苦手科目
・難度が高くて高得点が望めない
・伸ばすのに時間がかかる科目

標準科目

目標点数50~70%を目指す。
設定する科目・そこそこ得意
・でもあまり時間をかけられない科目
・国語や数学のような努力だけでは厳しい科目は標準科目にしておくのが無難

攻め科目

目標点数70~80%を目指す。
設定する科目・得意科目
・英語や物理のような努力で伸ばせる科目

「得意/苦手」だけではなく「時間をかけられるか」「努力で伸びやすいか」もポイントです。

目標の修正時期と調整方法

目標を設定後に模試などの結果を見て、「もう少し上の得点を狙えそう」「思ったほど伸びないので目標をさげよう」という場合に修正します。

夏と秋の東大模試の結果を受けて修正します。

「標準+」と「標準-」で目標を微調整

その時に「守りと標準の間」、「標準と攻めの間」といった微調整を考えるときがあります。

便宜上「標準-」「標準+」とします。

夏までは「守り」「標準」「攻め」の3つの目標

夏の東大模試までは各科目に「守り」「標準」「攻め」の3種類の目標のみを割り振って進めます。

まだ「標準-」や「標準+」の目標は使いません。

なぜなら、計画段階で細かい点数調整を気にしてもあまり意味がないからです。

細かいレベルで計画しても、妥当な目標となりえず、ズレが生じます。

大雑把な3種類でスタートして、東大模試の結果を見てから細かいレベルでの調整を考えます。

東大模試の結果で「標準-」「標準+」の目標を導入する

「標準-」「標準+」を導入するケース
  • 「標準」→「攻め」のように1ランク上げるまではいかないが目標を上方修正したい
  • 他の科目の調整結果、「守り」や「標準」を少しあげないとトータルで最低点に達しない

標準-や+は「標準の±5~10点」の幅で調整します。

無理に導入せず、当初の3段階「守り」「標準」「攻め」のみで調整しても構いません。

「標準-」「標準+」を導入したあとの科目の勉強方法

導入した場合には、スポット的に特定単元の対策を軽くするまたは補充するなどで適宜対策します。

イメージとしては「守り」から「標準-」にした場合は、「守り」レベル用の勉強から、一部「標準」レベル用の教材を使って進めます。

まとめ:東大の合格最低点を踏まえた目標点のポイント

東大の合格最低点と平均点からの目標点

10年分の東大合格最低点と平均点から目標点を算出しました。

共通テストの目標点は全科類とも730点です。

合格最低点平均点2次目標点
文Ⅰ339.8点367.0点 267点
文Ⅱ338.6点361.9点265点
文Ⅲ333.5点354点260点
理Ⅰ323.1点353.5点249点
理Ⅱ314.0点338.8点239点
理Ⅲ379.1点406.7点306点

科目への割り振ったあとの目標点の修正方法

目標点が把握出来たら、

  • 得意科目か苦手科目か?
  • 時間をかけられるか?
  • 努力で伸びやすい科目か?

を考慮して各科目ごとに「守り」「標準」「攻め」3段階で目標を設定し、東大模試の結果で「標準-」「標準+」で微調整します。

  • 「守り」(30~50%)
  • 「標準-」(「標準」-5~10点)
  • 「標準」(50~70%)
  • 「標準+」(「標準」+5~10点)
  • 「攻め」(70~80%)
KENTEN

KENTEN

私も目標を設定したうえで受験計画を立てられたので、限られた時間の中で最良の選択肢を取れました。

まず受験勉強を本格的にスタートさせる前に、点数目標を決定してから進めましょう。

勉強計画の立て方については下記記事を見てください。

絶対に東大に合格したい人へ

KENTEN

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ここまで説明しましたが、妥当な目標を設定したり、修正したりするのはひとりでは正直難しいです。

なぜなら自分では正しいと思っていても、実は間違った目標を設定をしてしま失敗するケースは多いから。

個人の実力や残り時間によってとるべき戦略は異なるからです。

一番いい解決方法は東大受験のプロからフィードバックを受けることです。

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内田悠斗(うっちー)

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東大毎日塾 代表

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