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大学に行くメリット
大学に行くメリットを大きい順にまとめるとこのようになります.- 多様な人間に出会える
- 自由な時間が増える
- 大学でしかできない研究をできる
- 就職活動で選択肢が増える
1.多様な人間に出会える
これは大学に行って得られる一番大きなことです.大学に行くと本当に多種多様な人に出会うことができます.例えば僕の周りにはこんな人がいます.- ミュージカルが大好きでダンサーになるという夢を叶えた人
- 生協や文化祭で数千部売れた新しいカードゲームを考えた人
- 合コンに連れて行ってくれる准教授(既婚)
2.自由な時間が増える
大学生は高校生,社会人と比べると明らかに自由な時間が増えます.その時間を使ってやりたいことに思いっきり挑戦することができます. やりたいことがない人も自由な時間を使って色んなことを経験し,これは面白いぞというものを見つけることができるかもしれません.また,色々経験していく中で,これは自分には向いてないかもというものも分かってくるでしょう. 僕の場合,大学の授業などとは別に- テニスサークル
- 仮想通貨投資
- 自動売買bot作り
- ブログ運営
- 海外インターン
3.大学でしかできない研究をできる
初等数学など大学の学部で学ぶ程度の知識であれば,ネットにいくらでも情報があります.ただ,それ以上の知見,より研究に近い情報になるとネットで探すのも限界があります. 例えば,論文にアクセスするのに大学のアドレスが必要になることもあるのです.また,大がかりな実験設備を使う研究をするには大学に通っていた方がチャンスがあるでしょう. 教授とのつながりも長い目で見ればいつか役に立つときが来るかもしれません. 大学で得られるものとしては知識よりも環境が重要だと言えます.4.就職活動で選択肢が増える
応募条件に大学卒がある会社は多いです.単純に,大学で勉強した内容が業務に必要だったり,採用を簡単にするためだったり,理由はいろいろあるようですが,事実として,大学に行くことで一般的な就活という意味では選択肢が広がります. それだけでなく,会社に入ってからの年収も大学卒の方が良いというデータがあります.大学に行くデメリット
大学に行くデメリットをまとめるとこうなります.- お金がかかる
- 自己管理ができない人は堕落する
1.お金がかかる
大学にかかるお金は以下のようになります. 在学中にかかるお金のめやす(単位:円)区分 | 授業料 | 入学料 | 施設設備費 | 合計 |
---|---|---|---|---|
国立 | 535,800 | 282,000 | 0 | 2,143,200 |
公立 | 537,809 | 393,426 | 0 | 2,151,236 |
私立文系 | 746,123 | 242,579 | 158,118 | 3,616,964 |
私立理系 | 1,048,763 | 262,436 | 190,034 | 4,955,188 |
私立医歯系 | 2,737,037 | 1,038,128 | 831,722 | 21,412,554 |
2.自己管理ができない人は堕落する
自由な時間があることの裏返しですが,自己管理ができない人は堕落します.特に目的もなく大学生活を送ってしまい後悔する人もいると思います. ただ,これは大学に限った話ではないはずです.社会で働くことになっても,自分で勉強し成長する気が無い人は堕落する一方でしょう.(ここでの勉強は学校での勉強とは別の意味です.)まとめ:結局大学に行くべきなのか
以上の情報を踏まえてどんな人が大学に行くべきなのかまとめます.大学に行くメリット
- 多様な人間に出会える →自分を見つめ直す.人間関係は財産
- 自由な時間が増える →やりたいことを見つけられる
- 大学でしかできない研究をできる
- 就職活動で選択肢が増える
大学に行くデメリット
これらの点から,積極的に大学に行かない理由がなければ行くことをオススメします.
- お金がかかる →給付型奨学金などを利用可
- 自己管理ができない人は堕落する →大学に限った話ではない
大学に行くべき人
- 大学でやりたいことがある人 学びたい学問分野があったり,高校での勉強の先を知りたかったり,研究したい人は大学に行くべきです.
- やりたいことが分からない人 大学では自由に使える時間が増えるため,いろんなことにチャレンジできます.やりたいことが分からない人は行った方が良いです.僕の感覚としては,半分以上の高校生がこのパターンだと思います.
大学に行かない方が良い(行かなくても良い)人
将来の夢が決まっていて,かつ,その実現のために大学よりも良い選択肢がある人. 例えば,- プロ野球選手として活躍したい人.こういう人は大学に行くよりも,もっと良い練習環境がある所に行くべきです.
- 専門学校や高専で早くから専門性を身に着けたい人.料理人とか.
- 弟子入りすることが重要な職業を目指す人.落語家とか.
- ブロガー,ユーチューバー等で稼いでいて,これからも稼ぎ続ける自信がある人.
- モデルなどで既に活躍している人.
まとめ
雑な言い方をすると,「ほとんどの人にとって大学に行くメリットを捨ててまで行かない理由が無ければ,行った方がいい.大学以外でやりたいことがあればそれを突き詰めればよい.」ということになります.
何を選ぶにしろ,自分の責任です.人から言われたからではなく,自分で考えて選びましょう!
以上で終わります.最後まで読んでいただき,ありがとうございました!こういう誰もが納得する正解がない問いは,他の意見を聞いたり,議論したりしてこそ意味があると思います.同意・反論等ありましたら,ツイッターまでコメントしてください!
最近話題の大学不要論に対する私なりの答えがこれです。
本記事では4年間東大に通った私の経験から,大学に行くメリット,デメリットを示し,大学に行くべき人,行かない方が良い人についてまとめました。 この記事を元に議論が広がれば幸いです! 全ての高校生に届け!!https://t.co/bMfcF9AOnr — TOUDAIN@東大生の頭の中 (@toudai_mainichi) 2018年10月11日