どうも!東大毎日塾のうっちーです!
今日は「ターゲット1900の超効果的な使い方・暗記方法」について、累計指導実績1,000人以上の東大毎日塾を運営している僕が解説します。
本記事を読んでいる方も、ターゲット1900を使って英単語を一生懸命覚えているかと思いますが、東大毎日塾の公式LINEや無料個別相談会にて
- ターゲットって何周したらいいの?
- いつまでに覚えたらいいの?
- どうやったら効率良く覚えられるの?
こういった質問をよくいただきます。
そこで本記事では、ターゲット1900を使って効率よく英単語を覚えるおすすめの方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
動画で実演もしているので、動画で見たい方はこっちを見てください👇
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英単語を覚えるために大切なこと
ターゲット1900の正しい使い方を知る前に、英単語を覚えるために大切なことを覚えてほしいと思っています。
結論、英単語を覚えるために大切なことは
- 完璧に覚えようとしない
- 例文を必ず見て理解する
- 関連語も芋づる式に覚える
この3つを徹底することです。
「え?完璧に覚えなくて良いの?」って思う人もいるかもません。
これは、要するに「完璧に覚えてなくて良いから、とにかく最速で1周を終わらせて、何周も繰り返そう」という考え方が大切です。
単語を覚えるのは、実は筋トレと一緒になります。
ムキムキになるためには、毎日繰り返し腕立て伏せをしたり、ウェイトトレーニングをしたりするかと思います。
英単語も筋トレと同様で、とにかく繰り返し行うことで記憶に定着します。
みなさんはエビングハウスの忘却曲線を聞いたことがありますか?
これは、一度覚えたことを再度覚え直す時の時間の節約率を表した曲線です。
残念ながら、人間は一生懸命覚えてもすぐに忘れます。
ではどうすればいいかというと、何度も繰り返して覚え直すことです。
つまり、ターゲット1900を暗記するにはとにかく最速で1周終わらせて、大量に覚えて忘れて、また覚えてを何周も繰り返せば良いのです。
インプットとアウトプットを何度も繰り返せば、誰でも必ず覚えられるようになります。
ちなみに、僕は受験までに、大体10周くらいは単語帳を回したかと思います。
本当の意味で定着させるには、どんなに少なくともそのくらいは回す必要があるため、冒頭でお伝えした小テスト直前に詰め込むだけという勉強だと全然足りないのです。
なぜなら学校の小テストに合わせてやると、せいぜい1〜2周くらいしかできないからです。
とにかく最速で1周を終わらせて、何周も繰り返すことが大事だと思っておきましょう。
東大毎日塾
うっちー
やはり何度も繰り返すことが大事ですね!一度だけではなく繰り返して覚えなおしていきましょう!
ターゲット1900とは?概要を解説
そもそも、ターゲット1900とはどういった単語帳であるかを解説します。
結論として、主に次のような4つの特徴があります。
- 志望校が難関私大や国公立の人におすすめ
- 1冊やり切れば、共通テストから難関私立や国公立の入試に対応できる
- コンパクトで軽くて持ち運びに便利
- 「出る順」で単語が記載されている
では、いつまでにターゲット1,900を終わらせればいいのかという点では、高校2年生の終わりまでに完璧に定着しているレベルになっているのが理想です。
「えええ、まだ終わらせていない!」という高3の人も、今日から本気で始めればまだまだ間に合うので安心してください。
なぜ高校2年生の終わりかというと、高校3年生では、さらに難しい精読や長文読解の練習をたくさんすることになるからです。
そこで単語でつまづいてばかりだと、学習効率がとても悪くなるため、できる限り早い段階である程度の単語は身につけておく必要があります。
そして次に、何周すればいいのかというと、人それぞれになりますが「平均的には10周」になります。
そのため、みなさんも10周くらいを目安に取り組んでみてください。
そして、ターゲット1900の内容は次の3つのパートで構成されています。
- Part1:常に試験に出る基本単語800語
- Part2:常に試験に出る基本単語700語
- Part3:ライバルと差がつく難単語400語
Part1と2は入試で超頻出の英単語になるため、みなさんは必ず覚えておきましょう。
また、上述の通りターゲット1900は「出る順」で記載されているため、前から順番にやっていけば問題ありません。
そして、Part3は難単語になりますので、国公立や難関私大志望の人は必ず身につけましょう。
ただし、ターゲット1900を攻略する上で注意点が1つあります。
それは、英語の基礎がまだできていない人にとっては難しいということです。
なぜなら、ターゲット1900はターゲットシリーズの中でも最も難易度が高く設定されているからです。
これらを踏まえると、まだ英語の基礎力が身についていない人は、まずはターゲット1200をマスターしておくことも1つの手段です。
ここで「あれ、ターゲットって1400もあるけど、それはやらなくていいの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。
結論としては、志望校が難関私立大や国公立の人はやらなくて問題ありません。
もしかしたら、ターゲット1400と1900は全然別の単語が載っていると思う人もいるでしょう。
ですが、実はターゲット1400と1900は重複している単語も多くあり、志望校のレベルに合わせてどちらかを選べばいいという形式になっています。
したがって、まずはターゲット1200で基礎的な単語力を固めて、その後でみなさんそれぞれの志望校に合わせてターゲット1400と1900を使い分けるようにしましょう。
東大毎日塾
うっちー
ターゲット1900、1400、1200を使い分けて効果的に勉強をしていきましょう!
ターゲット1900のおすすめの効率的な使い方
まずは、ターゲット1900の基本的な使い方からお伝えします。
ターゲット1900はこのような構成になっています。
1周目
1周目にやることは次の3ステップです。
- 単語の和訳ができるか確認する、遅くとも3秒で答え合わせ
- 下の補足説明(関連後やコロケーション)をとりあえず読んで理解する
- 例文を見て和訳を5秒考える。すぐに確認して内容を理解する
冒頭でもお伝えしたように「完璧に覚えようとせずに、最速で1周を終わらせて、何周も繰り返す」というのが英単語暗記の鉄則です。
ここはとにかくスピード感を意識して、和訳できるかを確認しつつも考え込まずに、すぐに和訳を読んで英語との対応を理解していくイメージです。
この①-③のステップを、遅くとも30秒で終わらせることを目標にやっていきましょう。
これなら1セクション(100語)を50分で終わらせることができるので、1日1時間でも時間を取れれば、19日で1900語、つまり1周全て終わらせることができるはずです。
スピード感を意識しつつも、ただ読むだけではなく、テスト形式で和訳部分を隠して訳せるか確認するという流れは崩さないでください。
ただ読むだけだと覚えることはできないので、必ずテスト形式でチェックしていきましょう。
なお、この時点で完璧に覚えている必要はありません。
とりあえず、全ての内容を一度は理解したという状態を作ることが大切だからです。
その上で繰り返し回していくことで記憶に定着していきます。
ただ、例文の訳を見ても文章構造すらよくわからない場合は、文法を先に固めた方が良いです。
ターゲット1900をやりつつも、基礎レベルの文法の参考書を使って例文の文章構造は理解できるレベルを目指しましょう。
ステップ②に関して「小さい文字の補足説明(関連語など)も見た方が良いの?」と気になる人もいるかと思いますが、ここは絶対に見たほうが良いです。
関連語も一緒に見ておくと、その単語と一緒に覚えると楽な単語も芋づる式に覚えられるからです。
例えば、1番最初の「create ~を創り出す」であれば
- creation【名】創造
- creative【形】創造的な
- creativity【名】 創造性
- creature【名】 生き物
と、createと関連する言葉を一気に4つも覚えられます。
このように、同じカテゴリーの単語としてまとめて覚えた方がそれぞれをバラバラに覚えるよりも圧倒的に簡単に覚えられます。
2番目の「increase 増加する」であれば、反対の意味の「decrease 減少する」も載っています。これも、バラバラに覚えるよりも絶対に同時に覚えた方が楽です。
このように、効率的に単語力をつけていく上で関連語もとても大切なので、全て覚えなくても良い前提で、一度は読んで理解したという状態になっておいてほしいです。
そして、ステップ③に関しても「1周目から例文も確認する必要はあるのか?」と気になる人もいるかと思いますが、例文も絶対に見ておきましょう。
共通テストなどの入試で「createってどういう意味ですか?」のように、単語単体で意味を問う問題は全く出ません。
文章の中でcreateが出てきて、文章全体で意味が分かって初めて正解できる問題が出てきます。
そのため、普段の単語帳の勉強のときから、フレーズとか例文で意味を理解していく練習が必要なのです。
ここまでの1周目のやり方をまとめると、
- 単語の和訳ができるか確認する、遅くとも3秒で答え合わせ
- 下の補足説明(関連後やコロケーション)をとりあえず読んで理解する
- 例文を見て和訳を5秒考える。すぐに確認して内容を理解する
この3STEPで、完璧に覚えてなくても良いので1回は全体を理解した状態を作ります。
そして、2周目以降はひたすら繰り返して定着させていきましょう。
ターゲット1900以外の効率的な英単語の暗記方法
結論として、その方法は『ターゲットの友』アプリを使うことです。
ターゲットの友アプリを使うメリットは、全部で5つあります。
- まだ覚えていない単語を仕分けできる
- 時間制限があるので、 短時間で多くの問題を解ける
- 発音してくれるので、聴覚的にも勉強できる
- 解けなかった単語をAIが分析して苦手な単語に集中的にアプローチできる
- ゲーム感覚で楽しくできる
最後の「ゲーム感覚で楽しくできる」ということが大切です。
ゲームを攻略するときのように、1つ1つやっていけば気がついた頃には圧倒的な単語力が身についています。
ターゲットの友アプリの使い方
まずは、アプリのルーキーリーグを楽しみながらクリアしていきましょう。
ルーキーリーグは全部で19セクションあり、各セクションごとに全20問出題されます。
20問の正答数から、ランクがS〜Dに分けられ、Bランク以上を取ったら次のメジャーリーグに進める仕組みです。
このルーキーリーグは基礎的な単語となるので、全セクションでSランクを取るようにしてください。
そしてルーキーリーグを制覇できたら、一旦単語帳に戻ります。
単語帳に戻ってからの勉強法は、先ほど伝えたものと同じです。
ターゲットの友アプリではシャドーイングもおすすめ
ここでは、さらに効果的なアプリの使い方をご紹介します。
それが「例文のシャドーイング」です。
ターゲットのアプリでは、マイリスニングという機能で例文を音声を聞くことができます。
この音声を聞いた上で、真似して音読してみてください。
英単語暗記の鉄則として伝えた通り、例文で理解していくことは英語力をつける上で必須になります。
その例文を覚えるときに音を使って覚えると、びっくりするくらいスルスルと覚えられるようになります。
これは、ことあるごとに実践してほしいです。
僕は、通学中は常に音を聞いてシャドーイングするようにしていました。
この流れでやっていくことで、フレーズや実際の使い方で覚えていくので、
- 長文読解
- リスニング
- 英作文
これらの全て得意になっていきます。
ターゲットの友アプリの注意点
ただし、このアプリを使う上での注意点が2つあります。
1つ目は、いきなりアプリのルーキーリーグから始めるのではなく、最低でも単語帳を1周してから始めるようにしてください。
そもそも、インプットを全くしていない状態でアウトプットをしても身につかないからです。
「単語帳だけで1周はキツイ…」という人は、まずアプリのルーキーリーグを1セクションやって、そのセクションだけ単語帳を見るというやり方でやってみましょう。
ルーキーリーグのテストを挟みながらであれば、楽しみながらできるかと思います。
そして2つ目の注意点は、アプリだけやるのはNGということです。
確かに「英語アレルギーで英単語を見るのも嫌だ!」という人は、アプリのリーグからスタートすれば問題ありません。
ですが、アプリだけでは絶対に英単語は覚えられません。
なぜなら、アプリには例文が載っていないため、使い方が身につかないからです。
実際の試験では「文章の中での使い方」を覚えているかが問われます。
使い方が身についていなければ、入試を解くことができません。
さらに、アプリは4択で聞かれるので、選択肢が出てこないと意味が分からないという状態になりがちです。
実際の長文読解やリスニングでは選択肢がないので、意味が思い浮かばないと使い物になりません。
そのため、アプリで全リーグを制覇した後も「単語帳で、意味を赤シートで隠して答えられるか」という確認は必ず行うようにしましょう。
このようにアプリのリーグ機能は、単語帳での勉強が苦手な人が最初の手段として使うには良いものの、それだけではNGということです。
たとえば、単語帳を開くのが辛くてたまらないという人もいるかと思います。
そういった場合は、まずはアプリのルーキーリーグでゲーム感覚で進めていけば大丈夫です。
その後に、進めたところは必ず単語帳も見て内容を理解するようにしましょう。
一方で、4択クイズでなくても勉強できる人は、アプリのリーグは使わずに、普通に単語帳を使って覚えているかのテストもしていきましょう。
ターゲット1900も含めた絶対にやってはいけない英単語の覚え方
ここまで、ターゲット1900の基本的な使い方と、アプリの活用方法を解説しました。
続いては、絶対にやってはいけない英単語の覚え方があるのでお伝えします。
- 紙に書くこと
- 1単語1秒以上時間をかけること
結論、上記2つの覚え方は避けるようにしてください。
紙に書くことがだめな理由
「紙に書くのはどうしてダメなの?」と気になる人もいると思いますが、今まで単語を書いて覚えていた人は、今日から勉強法を見直してみましょう。
なぜなら、書いて覚えるとどうしても時間がかかってしまうからです。
英単語暗記の鉄則は「完璧じゃなくても良いから、とにかく最速で1周を終わらせて、何周も繰り返す」ことです。
1回書いている時間で、3回くらいは音読できると思います。
書くとスピードが3倍遅くなってしまうのです。
そのため、スペルが覚えられていない単語の練習だけサクッと書いて覚えて、基本的には書かずに最速で回していきましょう。
1単語1秒かけてはいけない理由
同じ理由から、英単語を見て、意味を思い出すのに1秒以上かけるのもやめましょう。
じっくり時間をかけて覚えるよりも、1秒以下で何回も繰り返し覚えるほうが記憶の定着率は圧倒的に良くなるからです。
英単語を覚えるためにかけた時間を無駄にしないためにも、スピード感を重視していきましょう。
東大毎日塾
うっちー
スピードも意識しながら何度も繰り返していくことが重要ですね!
まとめ
本記事では、ターゲット1900の使い方を解説してきました。
まず1周目に行い、2周目以降も繰り返すのは下記の3ステップです。
- 単語の和訳ができるか確認する、遅くとも3秒で答え合わせ
- 下の補足説明(関連後やコロケーション)をとりあえず読んで理解する
- 例文を見て和訳を5秒考える。すぐに確認して内容を理解する
完璧に覚えようとせず、最速で1周を終わらせて何周も繰り返すようにしましょう。
もし、本記事でご紹介した方法を試しても「なかなか覚えられそうにない..」という人は、必ず「東大毎日塾の無料個別相談会」を活用してほしいです!
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