夏休みの勉強計画はどう立てればいいんだろう?
なかなか計画通りすすまないんだよなぁ.
これらの悩みに現役東大生が答えます.
「夏休みは受験の天王山」と言われますが,その日の気分で適当に勉強していると,夏休みの終わりに「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになります.
僕は高校時代,予備校に通わずに完全独学で東大に現役合格したので「自分で勉強しよう」という受験生の参考になると思います.
予備校や塾に通っている人も,この記事を見て,主体的に勉強する方法を身に着けましょう.
ぜひ最後まで読んで,最高の夏休みを手に入れてください.
(記事最後に夏休みの計画の立て方の失敗例も載せてます)
この記事でわかること・夏休みの勉強計画の立て方
・勉強計画表オリジナルテンプレート
・東大生が実践していた夏休みの過ごし方
見たい場所に飛べる目次
夏休みの勉強計画の立て方
勉強計画の立て方を一言でいうと「大きい目標から逆算して小さいノルマを決める」です.
夏休み明けの達成目標を具体的に決める
↓
やるべき教材を決める
↓
週単位の目標に落とし込む
↓
1日当たりのノルマを決める
夏休み明けに達成したいことを具体的に決める
ポイントは「具体的に」という点.
「1日10時間勉強する」とかはダメですよ.
- 数学の苦手分野克服
- 英単語力をつける
- 古典の文法を完璧に
やるべきは,これまで習った内容の復習です.
特に苦手だと感じている分野をやりましょう.
やるべき教材を決める
先ほど決めた達成目標から,具体的にどの教材をどれだけやるか決めます.
- 数学問題集の「確率」「2次関数」の分野1周(120ページ)
- 英単語帳200ページ
- 古典文法の問題集1冊(70ページ)
ここまでの「達成目標→教材」を決めるステップが非常に重要になります.
何をやればいいか分からない人は相談してください.
週単位の目標に落とし込む
上でやるべき教材さえ決めてしまえば,あとは単純な割り算です.
たとえば,夏休みが5週間あるとしたらこんな感じ.ざっくりでOK.
- 数学問題集:120P ÷ 5週 = 24P/週
- 英単語帳:200P ÷ 5週 = 40P/週
- 古典問題集:70P ÷ 5週 = 14P/週
「この週はここまで終わってればいいな」ってのを把握しておきましょう.
このやり方だと,一日にいろんな科目を満遍なくやることになりますが,この週は古典,次の週は数学みたいな感じで集中的にやるのもありだと思います.
飽き性な僕は満遍なくやるやり方があってました.
1日当たりのノルマを決める
1週間当たりの量を単純に7で割ると失敗します.
計画通り進まないことを見越して,余裕を持たせるべきです.
- 数学問題集:24P/週→4P/日
- 英単語帳:40P/週→7P/日
- 古典問題集:14P/週→3P/日
ぶっちゃけ,僕は1日当たりのノルマはそこまで意識していませんでした.
ざっくり「この週までに,この問題集のこの範囲は終わらせたい」位にしか考えてなかったですね.
勉強計画表テンプレート
これまでの勉強計画を表にまとめると,このようになります.
上では例として3つ書き込んでいますが,書き込む前の勉強計画表(完全オリジナル)を無料でプレゼントしています.
自分なりの勉強計画を作りましょう.何をやるべきか分からない人は相談に乗ります.
夏休みの勉強計画を確実にこなす秘訣
計画ができたら,あとは実行するだけです.僕が学生時代実践していたコツをお伝えします.
- 計画は週1で修正する
- 図書館に行く
- 早寝早起きを徹底
- 友達と勉強
- スキマ時間を徹底活用
1.計画は週1で修正する
これ,一番大事かもしれません笑
計画はずれ込むものです.
余裕を持たせたと言っても,急なイベントが発生したりして,思ったより進まないなんてこともあると思います.
適当なタイミングで計画は修正しましょう.
2.図書館に行く
高校時代,僕は長期休みにも学校の図書館で勉強していました.学校の図書館が開いていない人は地元の図書館に行くと良いです.
- 涼しいから集中できる
- やるしかない状況に身を置ける
「涼しくて集中できる」というのは夏限定の話ですが,「やるしかない状況に身を置ける」というのは,いつでも有効です.
勉強しかやることがなければ,必然的にたくさん勉強できます.
学校の図書館などが使えない場合は,塾の自習室でも地元の図書館でも,どこでもいいです.
「ここは勉強する場所」というのを決めて,強制的に勉強しましょう.
スマホを見ちゃう人はスマホは持ち込まず,勉強道具一式持っていくといいでしょう.
3.早寝早起きを徹底
夏休みは学校がない分,自分で生活リズムを整えなければなりません.
早寝早起きは生活リズムを整えるうえで重要です.
- 集中力が高まる午前中に勉強できる
- 本番の試験も午前から←重要
- 充実感が出るw
もう,メリットしかありません.
というより,本番も朝から試験なんだから今のうちに慣れておきましょう.
4.友達と勉強
僕の場合,家では勉強できなかったので,友達と「10時までに学校集合」と約束して勉強していました.
連帯責任感が出て,いやでも勉強時間を確保できます.
さらに,分からなかったことをお互いに質問できるので,勉強がはかどります.
僕が東大に受かったのは,どうしても分からないことは毎回友達に質問して解決していたからだと断言できます.
5.スキマ時間を徹底活用
これは夏休みに限った話じゃないですが,勉強量を確保する上で「スキマ時間の活用」は欠かせません.
「細切れの時間だからこそ集中できる」というメリットもあります.
- 学校までの電車の中
- トイレの中
- お風呂の中
電車の中
僕の場合,夏休みも学校に行って勉強していたので,電車通学での往復2時間は貴重な勉強時間でした.
古文単語や英単語,化学,地理など暗記モノを中心にやっていました.
トイレの中
トイレの壁に覚えたいことを書いた紙を貼っていました.
トイレは毎日使うので,1週間もすれば覚えてしまいます.
あくまで覚えることが目的なので,きれいにまとめようとか思わなくてOK.
お風呂の中
お風呂の中では覚えたいことを紙にまとめてジップロックに入れて覚えていました.
大は小を兼ねるということでLサイズがオススメ↓
「お風呂の中では何も考えずゆっくりしたい」という人はもちろんそうしてください.
あくまで,お風呂の中で勉強していた東大生もいる位に考えてね笑
夏休みの勉強計画の立て方まとめ
夏休み明けの達成目標を具体的に決める
↓
やるべき教材を決める
↓
週単位の目標に落とし込む
↓
1日当たりのノルマを決める
このやり方に沿った勉強計画表を作ったので,ほしい人はLINEから受け取ってください。
夏休みに限らず,もっと長期的な志望校合格までの勉強計画の立て方はこちらです↓
勉強計画の立て方保存版!東大生が徹底解説【計画表テンプレート付き】
夏休みの計画の立て方の失敗例
~夏休みの計画を適当に決めた男の末路~
東大毎日塾
うっちー
これ、僕の失敗談なのですが、みんなのお役に立てると思うので、載せておきます。
実は僕自身、後期試験で東大受かったけど、前期試験では普通に東大に落ちてるんですよね。
一応計画も自分なりに計画は立てていたので、ある程度までは伸びたのですが、どうしても模試でD判定くらいしか取れず、そのレベルから伸び悩んでいました。
なかなか伸び切らないまま受験本番を迎え、結果は予想通り惨敗。
落ちた理由は色々あるんですけど、1番は誰からもアドバイスをもらわなかったことです。
僕は完全に独学で勉強していて、自分だけで夏休みの計画を立てたり、受験全体の戦略を考えていました。
今振り返ってみると、色々と良くない計画だったんですよ。
例えば↓
①科目別勉強量の配分ミス
僕は東大理系志望だったので、こういう配点でした。
英語、数学、理科がそれぞれ26%で圧倒的に重要な科目だったんです。
にも変わらず、国語や社会に相対的に勉強時間を使い過ぎてしまって、肝心の数学や理科が伸び切らないまま、受験本番を迎えてしまいました。
②使うべき問題集の選定ミス
僕が通っていた学校は結構進学校で「この通りやれば東大でも受かるよ」と言われていたので、それを信じて学校配布の教材しかやっていなかったんです。
それが良くなかった。
例えば、数研出版の「スタンダード」という数学の入試レベル問題集を学校で配られて使っていたのですが、解説が全く充実していないんです。
学校配布の教材あるあるですが、授業前提であっさりした解説になっているため、独学で使うには、あまり向いていないことも多いんです。
他にも、最適な教材はいくらでもありました。
こういう問題集の選定ミスが他の科目でもたくさん合ったんです😭
③学習計画が甘い
- 9月ごろまでに数学の入試レベル問題集を終わらせよう
- 10月ごろまでに物理、化学の入試レベル問題集を終わらせよう
LINEで配布しているような計画シートを活用して、自分なりに計画は立てていました。
でも、完全に甘かった。
志望校の過去問に入るために、どのレベルの問題集を、いつまでに仕上げておくべきか、何も知らなかったんです。
結果として、受験直前になっても(特に理系科目が)完成しきらずに、完全に実力不足の状態で受験当日を迎えていました。
なんで今振り返ってみて間違いに気づいたかというと、
僕の場合は運良く後期試験で東大に入っていろんな東大生とお話しして自分のやり方との違いを目の当たりにしたからです。
そして、これまで東大毎日塾の塾長として1000人以上の方を指導する中で、受験情報や参考書の情報を死ぬほど頭に入れてきたからです。
だからこそ、自分の計画の甘さを指摘できますが、高校生の時点では全く気づけませんでした。
受験前に自分の間違いに気づくためには、経験のある受験のプロに自分で立てた計画をチェックしてもらってフィードバックをもらうしかなかったと思います。
僕はどうして一人にこだわってたんだろう?
どうして誰にも相談しなかったんだろう?
今でも後悔しています。
あなたは大丈夫ですか?
- 一人で計画立てられますか?
- 本当にその問題集で良いんですか?
- 本当にその計画で大丈夫ですか?
この記事を見て、少しでも危機感を感じていたら、【必ず】東大毎日塾の無料個別相談会に申し込んでください。
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