勉強計画の立て方が分からない。
計画立てても続かない…
東大毎日塾
うっちー
そんなお悩みを持つ学生に向けて、東大に現役合格した経験から「結果に繋がる勉強計画の立て方」を解説します。
いきなり、計画表にやりたいことを書きこんでいませんか?
この記事の目的は、なんとなくきれいな勉強計画表を作ることではなく、確実に志望校に合格するための戦略と学習プランを立案するノウハウを提供することです。
読み応えがあると思いますが、ぜひ最後までついてきてください。
- 勉強計画の立て方7STEP
- 受験戦略の考え方と具体例
- 勉強計画を立てるコツ3選
- 勉強計画表オリジナルテンプレート
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勉強計画の立て方7STEP
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定
いきなり⑤⑥⑦から入る人がいますが、まずは①~④の志望校分析と戦略立案が重要となります。
というより、そっちがメインと言っても過言ではないのですが、学校では全く教えてくれないんですよね。
この記事では、僕の事例を基にガッツリ分析&戦略立案部分を示しているので、ぜひ参考にしてください。
STEP1:志望校決定
まずはここから。
最終的なゴールが決まってないと計画も立てられません。
まだ志望校迷ってるんだけど,どうすればいいかな?
東大毎日塾
うっちー
志望校が決まっていない人はオープンキャンパスや文化祭などに行ってみるのがオススメ!
大学の雰囲気も分かるし、何よりモチベが高まります。
明確に志望校が決まっていなければ、3年生の春、夏くらいまではレベルが少し高めで使う科目が多い大学を志望校にしておきましょう。
5科目、偏差値70の国立大学
→3科目、偏差値60の私立大学
に変更はできるけど、その逆は難しいからです。
STEP2:志望校の入試情報調査&分析
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案(今ココ)
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定
次に、入試基本情報を調査して分析しましょう。
この分析作業をやっていない人が大半なので、これをやるだけで、正直かなりリードできます。
- 各科目の配点
- 共通テストと2次の配分
- 最低合格点、合格者平均点
- 共通テストの足きり点数
- 特徴的な問題形式はあるか
- 頻出の分野はあるか
これらの観点から,科目別に調べてまとめていきます。
調べ方としては、ネットで「○○大学 入試 特徴」のように調べるとまとめサイトが出てくることが多いです。
最新の1次情報(大学公式サイト)を見るのが一番確実です。
調査例:東大理1の場合
東大毎日塾
うっちー
僕が東大理1なので、調査の一例としてまとめてみます。
考え方はどの大学でも同じなので、マネしてみましょう。
各科目の配点、共通テストと2次試験の配分を調べる
共通テスト※ | 2次試験 | 合計 | |
---|---|---|---|
英語 | 200→24 | 120 | 144 |
数学 | 200→24 | 120 | 144 |
国語 | 200→24 | 80 | 104 |
理科 | 200→24 | 120 | 144 |
社会 | 100→12 | – | 12 |
合計 | 900→110 | 440 | 550 |
※東大では共通テスト900点が110点に圧縮される。2次試験換算分を太字で示した。
「共通テスト:2次試験=1:4」で、2次試験の配点が高く、共通テストより4倍重要だと言えます。
このことから以下のような戦略が有効だと分かります。
- 2次試験に向けた勉強をする中で共通テストでも得点できる基礎力を身に着ける。
- 共通テストは入試直前数週間で形式に慣れるための過去問演習をすればよい。
次に、2次試験と共通テストを合計した科目別の配点は以下の通りです。
英語、数学、理科(各144点)>国語(104点)>>社会(12点)
これがそのまま重要度を表しています。
つまり、「英語」「数学」「理科」は「国語」の1.4倍、「社会」の12倍重要だということです。
このことから、以下の戦略が考えられます。
- 最も重要な「英語」「数学」「理科」に力を入れる。
- 特に積み重ねが重要な「英語」と「数学」を早めに仕上げる。
- 「国語」はある程度点が取れていればほどほどで良い。
- 「社会」は共通テスト前に一気に仕上げるくらいで大丈夫。
ほとんどの受験生は自分の志望校の科目の重要度をここまで定量的に分析できていないのではないでしょうか?
- なんとなく5教科勉強している人
- 重要度を意識して「英語」「数学」「理科」をガッツリ勉強している人
どちらが受かりやすいかは明らかですね。
東大毎日塾
うっちー
これと全く同じことを自分の志望校でもやってみてください!
東大の理系の場合以下の通り
- 理科は「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目
- 社会は「世界史」「日本史」「地理」「倫理政治経済」から1科目
基本的に得意な科目を選べばOKです。
「○○大学 科目 選び方」とかで調べれば情報が見つかります。
合格者最低点、合格者平均点を調べる
2021年度東大理1の情報はこの通りです。
合格者最低点 | 合格者平均点 | |
---|---|---|
共通テスト | 699 (足きり) | 789 |
合計 | 333 | 360 |
東大の場合、共通テストで大事なのは足切りで、ここを突破していればどうせ圧縮されるので、2次試験ができるかどうかで合否が決まります。
次に、2次試験での目標点数を決定します。
ざっくり共通テストで750点程度取るとすると、2次試験では最低241点取る必要があります。
2次試験での最低目標=合格者最低点ー共通テスト×圧縮率=333-750×0.122=241
合格者平均くらいの余裕(27点分)をもって合格するには、2次試験で268点必要です。
ざっくり270点を目標点数としましょう。
後は、どのように得点していくかを科目別に目標設定します。
例えばこんな感じです。
科目 | 目標点数 |
---|---|
英語 | 80/120 |
数学 | 75/120 |
国語 | 40/80 |
理科 | 75/120 |
合計 | 270/440 |
苦手科目や得意科目があれば、調整してください。
国語(特に現代文)や数学は問題との相性で点数が変動しやすいので、安定しやすい英語や理科で余裕を持った想定をする。
上の例だと、英語や理科で想定通りなら、仮に数学と国語で失敗して、想定より25点低くても、ギリギリ受かる。
特徴的な問題形式、頻出分野を調べる
例えば東大の場合はこんな感じです。
- 英語は必ず要約が出る
- 数学は確率漸化式が頻出
(他にもたくさんあるけど、例として2つ示しました)
こういう情報は、「○○大学 英語 傾向」「○○大学 数学 頻出分野」とかでググると出てきます。
頻出分野を特に重点的に勉強する。
東大毎日塾
うっちー
以上、東大理1を例にして分析してみました!
考え方は同じなので、以下の調査ポイントを参考に自分の志望校の場合どうなるかをぜひ調べてみてください。
- 各科目の配点
- 共通テストと2次の配分
- 最低合格点、合格者平均点
- 共通テストの足きり点数
- 特徴的な問題形式はあるか
- 頻出の分野はあるか
STEP3:実力と目標点数とのギャップからやるべき勉強を洗い出す
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す(今ココ)
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定
目標設定の次は、自分の実力と目標点数とのギャップを理解して、最終目標までの道のりを逆算することが重要です。
自分の実力は、過去問を解いてみれば明らかになります。
ほとんどの方は、STEP2で設定した目標点数には届いていないと思います。
- 各科目何点届いていませんでしたか?
- 何をすればその差は埋まりますか?
まずはここを徹底的に考えることが大事です。
例えばこんな感じ↓
- 数学は目標点数まで30点足りていない。
- 特に頻出分野の確率漸化式、求積問題で得点できていない。
- 教科書レベルの基礎はできているが、入試問題が解けない。
- 「1対1対応」で特に苦手分野の典型問題を解けるように。
- 「新数学スタンダード演習」で入試レベルの問題を解けるように
- 「過去問」で本格的な添削指導
これを全科目で洗い出してください。
志望校のレベル別に「いつまでにこのレベルの問題集をやっておいた方がいい」というのは、ある程度決まっているので、ぜひ調べてみましょう。
基本的にどの教科も以下の王道ルートがあります。
教科書レベル問題集
↓
入試典型レベル問題集
↓
過去問
数学や英語に関しては,レベル別に必要な問題集はまとめています↓
STEP4:年間計画を作成
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定(今ココ)
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定
やるべき勉強が全て洗い出せたら、得点の伸ばしやすさや重要度などを考慮してその時期ごとの優先順位を決めましょう。
(人によって違うので、サポートが必要だったらご連絡ください!)
例えば、東大理1を目指す場合、こんな感じです。
数学はさっき示した3つの教材が盛り込まれていますね。
ここで全科目は解説しきれませんが、公式LINEで配信予定の勉強法マスター講座の中で詳しく解説していきます。
東大毎日塾
うっちー
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上の年間計画さえ、正しい戦略に基づいて決めちゃえば、後は流れ作業です。
戦略がマジで大事なので、STEP2,3,4(調査、分析、戦略立案、年間の学習プランニング)をしっかりやってください。
STEP5:月単位でやるべきことを決定
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定(今ココ)
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定
年間計画の次は、それを月単位に落とし込んでいきましょう。
入試本番までに、この問題集は3周はしたいから、9月までには1周目は終わらよう。
といった感じ。
これを科目別、分野別にやっていきましょう。
STEP6:週単位のノルマを決定
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定(今ココ)
- 一日当たりのノルマを決定
ひと月あたりにやることべき事が決まったら、次は週当たりにやるノルマを決めましょう。
例えば2か月で400ページの英単語帳1周したいなら、1週間当たり50ページです。(400P÷8週)
ぶっちゃけ、普段の勉強で意識するのはこの週当たりノルマくらいだと思います。
普段から長期的な戦略ばっか意識してらんないですもんね笑
その分、早めに一度でも長期的な計画を立てることが大事です。
STEP7:一日単位のノルマを決定
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定(今ココ)
正直、ここは決めたい人だけ決めればよいです。(僕は決めてませんでした)
1週間単位で調整していけば大きな間違いは起きないからです。
もしやるのであれば、週当たりのノルマを単純に7で割ると失敗しがちなので注意です。
余裕を持たせて6で割るくらいにして、残り1日は調整に使いましょう。
上の例で言うと、1週間で50ページなので、1日当たり8ページくらい。
以上、STEP5,6,7をまとめるとこんな感じ↓
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勉強計画の立て方のコツ|計画崩れしないために
余裕を持った計画を
計画はズレ込むものです。
計画通りいかない人はギチギチに予定を詰めていることが多い気がします。
さっきも言いましたが、1週間のうち1日は調整日として1日当たりのノルマを決めると、計画倒れになりません。
計画はたまに修正する
計画通り行かなくて当たり前。
1か月に1度くらい年間計画を見直しましょう。
- 勉強していくうちに、もっと力を入れるべき分野が見えてきた
- 思った以上に問題集を解くのに時間がかかった
などなど、やっていくうちに分かることってありますよね?
1か月前の自分と今の自分は違います。
フレキシブルに計画は調整しましょう。
勉強時間ではなく、勉強量を基準に
ここまで「一日何時間」するかという話はしてないですよね?
- 何をやるか
- いつまでにやるか
- そのために1日何ページやるか
このように「勉強量」を基準に話してきました。
これには明確な理由があって、勉強時間で計画を立てても「勉強した気になって終わり」だからです。
必ず「勉強量」で考えるようにしましょう。
- 余裕を持った計画を
- 計画はたまに修正する
- 勉強時間ではなく勉強量を基準に
勉強計画表テンプレート配布
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- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
- 一日当たりのノルマを決定
いきなり、⑤~⑦の計画表に書き込むのではなく、必ず①~④(入試情報の分析から戦略立案、やるべき勉強の洗い出し、年間計画作成)というステップを踏みましょう。
これをやれば合格率が確実に上がります。
勉強計画の立て方の失敗例
~勉強計画を適当に決めた男の末路~
東大毎日塾
うっちー
これ、僕の失敗談なのですが、みんなのお役に立てると思うので、載せておきます。
実は僕自身、後期試験で東大受かったけど、前期試験では普通に東大に落ちてるんですよね。
一応計画も自分なりに計画は立てていたので、ある程度までは伸びたのですが、どうしても模試でD判定くらいしか取れず、そのレベルから伸び悩んでいました。
なかなか伸び切らないまま受験本番を迎え、結果は予想通り惨敗。
落ちた理由は色々あるんですけど、1番は誰からもアドバイスをもらわなかったことです。
僕は完全に独学で勉強していて、自分だけで夏休みの計画を立てたり、受験全体の戦略を考えていました。
今振り返ってみると、色々と良くない計画だったんですよ。
例えば↓
①科目別勉強量の配分ミス
僕は東大理系志望だったので、こういう配点でした。
英語、数学、理科がそれぞれ26%で圧倒的に重要な科目だったんです。
にも変わらず、国語や社会に相対的に勉強時間を使い過ぎてしまって、肝心の数学や理科が伸び切らないまま、受験本番を迎えてしまいました。
②使うべき問題集の選定ミス
僕が通っていた学校は結構進学校で「この通りやれば東大でも受かるよ」と言われていたので、それを信じて学校配布の教材しかやっていなかったんです。
それが良くなかった。
例えば、数研出版の「スタンダード」という数学の入試レベル問題集を学校で配られて使っていたのですが、解説が全く充実していないんです。
学校配布の教材あるあるですが、授業前提であっさりした解説になっているため、独学で使うには、あまり向いていないことも多いんです。
他にも、最適な教材はいくらでもありました。
こういう問題集の選定ミスが他の科目でもたくさん合ったんです😭
③学習計画が甘い
- 9月ごろまでに数学の入試レベル問題集を終わらせよう
- 10月ごろまでに物理、化学の入試レベル問題集を終わらせよう
LINEで配布しているような計画シートを活用して、自分なりに計画は立てていました。
でも、完全に甘かった。
志望校の過去問に入るために、どのレベルの問題集を、いつまでに仕上げておくべきか、何も知らなかったんです。
結果として、受験直前になっても(特に理系科目が)完成しきらずに、完全に実力不足の状態で受験当日を迎えていました。
なんで今振り返ってみて間違いに気づいたかというと、
僕の場合は運良く後期試験で東大に入っていろんな東大生とお話しして自分のやり方との違いを目の当たりにしたからです。
そして、これまで東大毎日塾の塾長として1000人以上の方を指導する中で、受験情報や参考書の情報を死ぬほど頭に入れてきたからです。
だからこそ、自分の計画の甘さを指摘できますが、高校生の時点では全く気づけませんでした。
受験前に自分の間違いに気づくためには、経験のある受験のプロに自分で立てた計画をチェックしてもらってフィードバックをもらうしかなかったと思います。
僕はどうして一人にこだわってたんだろう?
どうして誰にも相談しなかったんだろう?
今でも後悔しています。
あなたは大丈夫ですか?
- 一人で計画立てられますか?
- 本当にその問題集で良いんですか?
- 本当にその計画で大丈夫ですか?
この記事を見て、少しでも危機感を感じていたら、【必ず】東大毎日塾の無料個別相談会に申し込んでください。
無料個別相談会では、僕も含めた受験のプロコンサルタントがあなたが合格するために必要なことを全てお伝えした上で、夏休みの計画を一緒に立てていきます。
- 今何が原因で成績が上がらないのかを分析
- 具体的な改善施策を提案
- 「いつ」「何を」「どのように」やるべきかを提案
- 専用の学習計画を一緒に作成
- その他なんでも相談し放題
少しでも成績を上げたければ、必ず役立つ内容となっています。
あなたには、僕のように失敗してから後悔して欲しくありません。
下のページから申し込めるので、絶対に申し込んでください。
\毎月10人限定/
無理な勧誘は一切ありません
これも含めると勉強計画の立て方はこのようになります。
- 志望校決定
- 入試情報調査&分析&戦略立案
- 実力と目標点数とのギャップからやるべきことを洗い出す
- 年間の勉強計画を決定
- 月にやるべきことを決定
- 一週当たりのノルマを決定
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