どうも!東大毎日塾のうっちーです!
今回は「新課程入試の共通テストについて」というテーマで、2025年から導入される新課程入試で起こる変化点や注意点、対策方針をお伝えしていきます。
多くの人にとって共通テストは避けられないもので、現行課程との違いを理解していないと、共通テストで大コケしてしまうなんてことも考えられます。
特に国公立志望の方にとっては「失敗できない試験」となるので、受験勉強の基礎固めをする段階でしっかりと把握しておく必要があります。
そこで本記事では、共通テストが現行課程から新課程に移行するにあたって、具体的に何が変更されたのか、そして何に注意すべきかを詳しく解説していきます。
「新課程の共通テストで変わったことを知りたい!」「新課程に向けた対策の方針を知りたい!」と思っている方にはぴったりの記事ですので、ぜひ最後まで見ていってください。
新課程入試とは
新課程入試の共通テストについて、各教科ごとの出題科目と試験時間の一覧は下記の形です。
教科 | グループ | 出題科目 | 試験時間(配点) |
国語 | 『国語』 | 90分(200点) | |
地理歴史 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』 『公共,倫理』『公共,政治・経済』『地理総合/歴史総合/公共』 | 1科目選択 60分(100点)2科目選択 130分(200点) (うち解答時間120分) | |
公 民 | |||
数学 | ① | 『数学Ⅰ,数学A』 『数学Ⅰ』 | 70分(100点) |
② | 『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 70分(100点) | |
理科 | 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』『物理』 『化学』『生物』 『地学』 | 1科目選択 60分(100点)2科目選択 130分(200点) (うち解答時間120分) | |
外国語 | 『英語』 | リーディング:80分(100点)リスニング:60分(100点) | |
『ドイツ語』 『フランス語』 『中国語』 『韓国語』 | 筆記:80分(200点) | ||
情報 | 『情報Ⅰ』 | 60分(100点) |
この中で変更点が多くある教科は、国語、地歴公民、数学、そして情報Iの追加です。
細かな点については次の章で解説していきますが、まずは全体的な変化についてお伝えします。
まず、国語と数学では出題範囲が増えた結果、試験時間が10分ずつ伸びていて、国語が90分、数学IIBCが70分となりました。
地歴公民では科目の名称自体が変わっていたり、情報Iはシンプルに科目として追加されたりするようになります。
また、地歴公民と理科の共通テストを受験する際には、この中から1科目受験にするのか、2科目受験にするのかを選ぶことになります。
この選び方はこれまでの受験と同じです。
先ほどもお伝えしたように、特に変更が多く、注意すべき科目が国語、地歴公民、数学、情報Iの4科目です。
次の章から、これらの科目について詳しく解説していきます。
共通テストで注意するべき1つ目は国語
新課程入試の共通テストについて、注意すべき教科の一つ目は国語です。
国語はこれまでは4つの大問から構成されていましたが、新課程になるにあたって大問が一つ追加されます。
全体の合計点は変わりませんが、この増設に伴って配点も大きく変わっています。表にまとめると下記の形です。
問題番号 | 大問 | 配点 |
1 | 論理的な文章 | 45 |
2 | 文学的な文章 | 45 |
3 | 実用的な文章(新設) | 20 |
4 | 古文 | 45 |
5 | 漢文 | 45 |
具体的に追加されるのは、第三問目の「実用的な文章」となります。
配点としては、大問1の論理的な文章が45点、大問2の文学的な文章が45点、追加される実用的な文章は20点分です。
残りの大問4,5の古文漢文で45点ずつになります。
また、この大問追加にあたって試験時間も10分だけ追加されて、90分に変更されます。
「実用的な文章って何?」って疑問に感じると思うので簡単に説明します。
大学入試センターが発表している定義は下記の形です。
「実社会において,具体的な何かの目的やねらいを達するために書かれた文章のことであり,報道や広報の文章,案内,紹介,連絡,依頼などの文章や手紙のほか,会議や裁判などの記録,報告書,説明書,企画書,提案書などの実務的な文章,法令文,キャッチフレーズ,宣伝の文章などがある。また,インターネット上の様々な文章や電子メールの多くも,実務的な文章の一種と考えることができる。これらのうち,ここでは,現代の社会生活に必要とされるものを取り上げる」
注目すべき点は、対象の文章は広報や案内の文章、議事録などの短めの文章に加えて、図表が使われるという点です。
文章と図の組み合わせでわかる内容を答えるような問題が出題されます。
実際に試作問題を見てもその傾向があって、2つの文章と3つの図・グラフを使った問題になっていました。
これは、これまでの共通テストでは出ていなかった形式となります。
問題集を活用して対策していくことが求められますので、しっかりと練習していくようにしましょう。
また多くの文章や図を読み取る必要があるので、10分延長されたとはいえ、例年以上に時間が厳しくなると予想しています。
過去問を解く中では、少なくとも大問3以外を素早く解けるようにしていって、大問3については予想問題などの問題集を活用して正確に解けるようにしていきましょう。
共通テストで注意するべき2つ目は数学
新課程入試の共通テストについて、注意すべき教科の二つ目は数学です。
数学はIA及びIIBCいずれも変更となるので、1つずつ解説していきます。
まずは数学IAからです。
数学IAでは、大問を全部で4つ解く方式で新旧の差を表にまとめると下記の感じです。
問題番号 | 旧課程 | 新課程 | ||||
選択 | 題目 | 配点 | 選択 | 題目 | 配点 | |
1 | 必答 | 数と式図形と計量(数I) | 30 | 必答 | 数と式図形と計量(数I) | 30 |
2 | 必答(数I) | 二次関数データの分析(数I) | 30 | 必答 | 二次関数データの分析(数I) | 30 |
3 | 2問選択 | 図形の性質(数A) | 20 | 必答 | 図形の性質(数A) | 20 |
4 | 場合の数と確率(数A) | 20 | 必答 | 場合の数と確率(数A) | 20 | |
5 | 整数の性質(数A) | 20 | – | – | 20 |
大問1、大問2は変更がなく、数学Iの範囲から数と式、図形と計量、二次関数、データ分析から出題されます。
大問3-5は元々3問のうちから2問を選択する方式でしたが、新課程入試では数学Aの「整数の性質」の単元がなくなり、図形の性質、場合の数と確率を解くことが必要とされます。
試験時間はに変更はなく70分のまま、配点に大きな変化はありません。
数学IAの変化点は以上なので、あまり大きな影響はないという印象です。
もう一方は数学IIBCになります。
出題範囲は数学IIBから数学IIBCに変更され、Cの単元が追加となり、試験時間も60分から70分に変更となります。
表にまとめると下記の感じです。
問題番号 | 旧課程 | 新課程 | ||||
選択 | 題目 | 配点 | 選択 | 題目 | 配点 | |
1 | 必答 | 三角関数/図形と方程式指数関数・対数関数(数II) | 30 | 必答 | 三角関数(数II) | 15 |
2 | – | – | – | 必答 | 指数関数・対数関数(数II) | 15 |
3 | 必答 | 微分法・積分法(数II) | 30 | 必答 | 微分法・積分法(数II) | 22 |
4 | 2問選択 | 確率分布と統計的な推測(数B) | 20 | 3問選択 | 数列(数B) | 16 |
5 | 数列(数B) | 20 | 統計的な推測(数B) | 16 | ||
6 | ベクトル(数B) | 20 | ベクトル(数C) | 16 | ||
7 | – | – | – | 平面上の曲線と複素数平面(数C) | 16 |
まずは単元から見ていきましょう。
大問1-3に関しては、大問が分けられてはいるものの、大きな変化はありません。
注目すべきは選択問題です。
従来の共通テストでは、数学Bの範囲から出ている3つの大問のうち2問を選ぶ形式でした。
一方で新課程の共通テストでは、4つの大問から3つを選ぶ形式となり、単元も数学Bの数列、統計だけではなく、数学Cの範囲としてベクトル、複素数平面から選ぶ必要があります。
これまで数学Bだけで良かったところに数学Cまで含まれるので、新しい単元の練習が必要になることに注意していきましょう。
ただ、新課程の内容では確率統計や、仮説検定などの単元で、日常の事象を元に式や図表を活用する問題が増えていますが、出題の意図や傾向は大きく変わらない印象です。
さらにベクトルが数学Cとなっていますが、従来の数学Bとほぼ同じです。
そのため、文系受験の方はこれまで通り、数列、統計的な推測、ベクトルの3つを選ぶ人が多いと予想しています。
一方で、理系受験者がベクトルと複素数平面の得意な方を選ぶことができます。
また、全体的に文章量も多くなっていたり、思考力が必要とされる問題が増えている印象を受けるので、より時間に厳しくなることが予想されます。
70分に延長されたとはいえ、より一層素早く回答できる練習をして対策していきましょう。
共通テストで注意するべき3つ目は社会
新課程入試の共通テストについて、注意すべき教科の三つ目は社会です。
内容自体が大きく変わっているわけではありませんが、選べる科目に大きな変化があります。
現行のものと新課程のもので比較すると下記の形です。
現行 | 2025年以降 | ||
世界史A世界史B日本史A日本史B地理A地理B 現代社会倫理政治・経済倫理,政治 | 1科目選択60分 2科目選択130分(うち解答時間120分) | 地理総合, 地理探究歴史総合, 日本史探究歴史総合, 世界史探究地理総合, 歴史総合, 公共 公共, 倫理公共, 政治・経済 | 1科目選択60分 2科目選択130分(うち解答時間120分) |
まず、地理、日本史、世界史のA科目がなくなっています。
地理に関しては地理A・地理Bが合体したような科目として「地理総合、 地理探究」という名称で出題されます。
歴史についてはBに相当するものが日本史探求、世界史探求としてあり、日本史と世界史が薄く広く含まれた「歴史総合」を一緒に受験する形式です。
さらに現代社会がなくなって、新課程の公共という科目として薄く広く取り扱われ、そこに倫理か政治・経済が上乗せされるという感じの変更イメージになります。
また地理総合, 歴史総合, 公共という教科も追加されていて、この中の2つを選択して回答する形式です。
正直、結構複雑です。
この影響で、科目ごとに学習ボリュームがこれまでとは差があります。
歴史系の日本史、世界史は歴史総合が追加されるイメージなので、単純に負担が増加します。
地理に関しては学習分野は大きく変わっていないので、負担に変化はありません。
公共倫理・政治経済に関しては、現代社会や倫理を1科目だけ受験すると考えていた人にとっては負担増加、倫理政治経済として複数受験を考えていた人にとっては、学習範囲が薄くなったイメージなので負担は減少する傾向にあります。
また、地理総合, 歴史総合, 公共の新科目については、あまりおすすめとはいえません。
全科目を浅く広く学ぶ科目になっていますが、科目が違うとその範囲は基本的に全て学習する必要があるからです。
ボリュームはかなり多くなる印象ですので、避けるのが無難です。
試験時間に関しては、今までと変わらず1科目選択60分、2科目選択130分になります。
ですが、試作問題やそれを行った試行調査を見てみると、各科目で問題ページが増えていたり、分量が多くなっている印象を受けます。
つまり、これまで以上に素早く多くの問題を解くことを要求されることになるでしょう。
また、新設された歴史総合が追加されたことを知って、多くの文系受験者が「ヤバイ!」と思ったのではないでしょうか?
確かに日本史を選択している人にとっては「世界史なんてやってない!」と思ってしまうかと思います。
ですが、歴史総合は大問5つのうち1つの25点分だけです。
全体の1/4だけですのでそこまで恐れることはありません。
歴史探求の方を従来通りしっかりと対策をしていって、共通テスト直前期に歴史総合の部分だけ対策していければ十分対策できますので、まずは、本命の探求の基礎から固めていくようにしましょう。
さらに、受験戦略としても2科目受験をする際には選択できる科目の組み合わせにも注意が必要です。
2科目受験の組み合わせ対応表はこちらのようになっています。
この表を確認すると、例えば地理総合・地理探求を選んだ時には、地理総合・歴史総合からは選ぶことができません。
要するに同じ公共同士、同じ歴史同士、同じ地理同士は選べないということです。
国公立志望の人は2科目受験が必要になる場合がありますので、どの科目を2科目選ぶのかしっかりと吟味していくようにしましょう。
共通テストで注意するべき4つ目は情報Iの追加
新課程入試の共通テストについて、注意すべき教科の四つ目は情報Iの追加です。
情報Iは2025年から新たに新設される科目で、この科目の追加が共通テストの懸念材料になっている人も多いのではないでしょうか?
過去問もないので対策も立てにくいのかなと思います。
そこで、情報Iについて公開されていることから分かる共通テストへの対策について詳しく解説していきます。
公表されている情報としては、試験時間60分、配点は100点でここら辺は他の共通テストと似ています。
大学入試センターから試作問題も公開されていて、大問は4つ、回答する問題数は40問となっていました。
各単元から満遍なく出題されていて、教科書ではあまり扱われない資料も登場しています。
「情報I」と聞くと理系科目のように聞こえますが、半分程度は規則性や知的財産権などの情報に対する倫理観や信憑性を問う問題です。
これらは一種の暗記系の科目とも受け取れるので、文系の方でも取り組みやすい問題になっているかと思います。
残りの半分に関しては、プログラミングやデータ分析に関する知識問題です。
これらが含まれる情報Iに対しては、これからお話しする5つのステップで対策していくのがおすすめです。
ステップ①として、全体の流れを掴むために薄めの講義系の参考書に取り組みましょう。
教材としては「高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本」がおすすめです。
ステップ②では、公開されている試作問題を一度解いて、実際の問題を体感することをやってみましょう。
Webページ上で試作問題を確認することでもできますし、具体的な解放なども知りたい場合には、解説も充実している「大学入学共通テスト 情報Ⅰ問題集 公開サンプル問題・試作問題」も活用していきましょう。
一通り解いてみると、今解ける問題と解けない問題、得意な単元や苦手な単元がわかるはずです。
そこからステップ③として、分厚い講義系参考書で網羅的に理解を深めてインプットを増やしていくようにしましょう。
おすすめの参考書は「藤原進之介の ゼロから始める情報」となります。
そして実践形式の問題に慣れるために、ステップ④で網羅的なアウトプット型問題集で定着させていきます。
おすすめの問題集は「ベストフィット情報I」です。
最後に、共通テストの形式で得点力を最大化するためにステップ⑤で予想問題集で演習を重ねていきます。
今年はたくさんの予想問題集が出版されるはずなので、自分に合いそうなものを選んでやりこむようにしましょう。
この5つのステップを進めていけば、大体7-8割程度は取れるようになるはずです。
「情報の配点が少なく、時間があまりかけられないから5-6割程度取れればいいかな」という人であれば、ステップ③とステップ④のやり方を調整してみるようにしましょう。
例えば④の問題集からやってみて、「解説を見てもわからなかったところだけ③の参考書を辞書的に活用する」というやり方でも乗り切れるはずです。
ただ、覚えておく必要があるのが、2025年時点の入試では、各大学で情報の配点や取り扱い方が異なるという点です。
国立大学では97%が必須、公立大学では44%が必須で40%が他教科との選択で決めるようになっているので、基本的に国公立を受験する際には対策が必要になってきます。
ですが、大学ごとに配点に大きな差があります。
例えば北海道大学・徳島大学・香川大学は受験は必須となっていますが、得点は全員100点となります。
一方で、東大や東工大では情報の配点比率が共通テスト全体の10%程度を占めていたりと、
大学ごとの取り扱いに差があります。
そのため、志望校が情報Iの受験を必須とするのかどうかはもちろん、配点の比率を確認して、情報の勉強にどれくらい時間をかけるのかを事前に把握しておくようにしましょう。
ただ、新しい科目が追加されるというプレッシャーがある以上、他の科目との学習状況やバランスによって様々な悩みが出てくると思います。
「これまで言われていたような勉強量の配分から変えた方が良いのかな?」とか「忘れないように学習するためにどれくらいの頻度で復習したらいいかな?」など、こういった不安が山ほど出てくるのではないでしょうか?
他の科目の学習状況によっても全然変わってくるので、不安なことがあれば東大毎日塾の無料個別相談会で相談してください。
ぜひ一緒に解決していきましょう。
またこれらの内容について、浪人生にとっては一部学習していない内容になります。
2025年限定ではありますが、浪人生向けには特別措置が取られています。
特別措置一覧は下記です。
教科 | グループ | 新課程科目 | 旧課程科目 |
国語 | 『国語』 | なし | |
地理歴史 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』 『公共,倫理』『公共,政治・経済』『地理総合/歴史総合/公共』 | 『旧世界史A』 『旧世界史B』『旧日本史A』 『旧日本史B』『旧地理A』 『旧地理B』『旧現代社会』 『旧倫理』『旧政治・経済』『旧倫理,旧政治・経済』 | |
公民 | |||
数学 | ① | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅰ』 | 『旧数学Ⅰ・旧数学A』『旧数学Ⅰ』 |
② | 『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 『旧数学Ⅱ・旧数学B』『旧数学Ⅱ』『旧簿記・会計』『旧情報関係基礎』 | |
理科 | 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』『物理』 『化学』『生物』 『地学』 | なし | |
外国語 | 『英語』 | なし | |
『ドイツ語』 『フランス語』 『中国語』 『韓国語』 | |||
情報 | 『情報Ⅰ』 | 『旧情報』 |
まず、国語、理科、英語に関しては特別措置はありません。
地歴公民では、新課程でも旧課程でも受験することができます。
ただ、2科目受験をする際には一方を新課程、もう一方を旧課程で受験するということはできないので注意してください。
「浪人生は旧課程・新課程どっちが良いの?」という疑問に関しては、旧課程受験をおすすめします。新課程では学習範囲が増える傾向にあるので、旧課程で受験する方が無難かと思います。
数学に関しても、旧課程・新課程どちらで受験することも可能です。
社会の選び方と違う点としては、2科目受ける場合でも新課程・旧課程を一緒に受けてもいいということです。
例えば数学IAを旧課程、数学IIBを新課程として受けることも可能です。
旧課程・新課程どちらの方が良いかについては、数学IA、数学IIBCいずれも新課程受験が有利という印象です。
特に数IIBCは新課程の方が選択の幅が広いからです。
例えば万が一、ベクトルが難しいとなった時にも別の単元を選ぶことができるため、新課程の方が有利かと思います。
また、いずれの科目でも同じことが言えますが、入試の形式が大きく変わる年では、毎回一年目の問題は「易しく」作られる傾向があります。
正直、数学の出題範囲に関しては浪人生でも十分対応可能な範囲の変更なので、新課程の「易しい」と予想される問題でも良いのかなという印象です。
情報の特別措置についても、新課程・旧課程どちらからも選ぶことができます。
ただ、浪人生だとしても旧課程を受験することにあまりメリットはないのではないかとも思っています。
というのも、参考書は基本的には新課程が中心ですし、旧課程用の過去問はありません。
出題範囲自体の差も少なからずありますが、新旧で大して変わらない印象です。
そのため、浪人生も新課程入試で臨むのが良いでしょう。
また、この特別措置は2025年の共通テストのみのため、2026年以降はありません。
その点はご注意ください。
東大毎日塾
うっちー
こちらでは旧課程との変更点や受験生が気を付けるべきポイントを解説しました!いかがでしたか?
まとめ
本記事では「新課程の共通テストについて」というテーマで共通テストの最新情報をお伝えしました。
新課程では出題範囲の変更があり、今までとは異なる新しい共通テストとなります。
ここまで解説してきた新課程入試の共通テストですが、受験生の皆さんにとっては、
問題は年々難しくなっている上に、新過程も追加されて大変だなと感じると思います。
受験生からすると「意地悪したいのか?」とか「学生をいじめたいのか?」と思ってしまう瞬間もあるでしょう。
ただ、制作者側は意味もなく難しくしているわけではありません。
新課程にするのにもしっかりとした理由があります。
もし新課程の情報や勉強のことで「ここがわからないんだよな」とか「そもそも何からやればわからない!」ということでも構いません。
悩んでいることがあればぜひご相談ください。
「東大毎日塾の公式LINE」では、今回ご紹介した年間の勉強計画を立てるためのテンプレートもご用意していますし、レベル別・科目別のおすすめの参考書15選やその他にも豪華15個のプレゼントをご用意しています。
あなたの勉強環境を今すぐ変えて改善できるものは全て揃えていますので、ぜひLINEから受け取ってください。
14日間無料体験実施中/
40000円キャッシュバック中