まとめノートってどうやって作るのが正解なんだろう.なんだか迷走してる気がする..
現役東大生が詳しく解説します!
まとめノートは間違ったやり方で作っても時間の無駄です.正しい作り方を知って効率的に成績アップを目指しましょう.
この記事でわかること・ダメなまとめノートの例
・【目的別】まとめノートの作り方
・東大生が実際に作ったノートの例
中高生に役立つ情報を盛り込みました!ぜひ最後まで読んでください.
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【目的別】まとめノートの作り方
まずは何のためにまとめノートを作るのかはっきりさせてください.それによって作り方も変わってきます.
- 図解して理解する
- 繰り返し書いて暗記する
- 覚えていない知識をまとめる
目的1:図解して理解する
ただの文よりも図解したほうが理解が深まります.理系科目なら,複雑な原理や実験の流れなど.文系科目(例えば歴史)なら,物事の時系列や人物関係など.
- 色使いを意識したり,きれいにまとめる必要はない.自分の頭の中がクリアになれば良い.
- 時間軸,対比を意識するとすっきりまとまる
あくまで,自分が理解する手助けとするのがポイントです.
ここに時間を使っても問題を解けるようにはなりません.参考書とか教科書を読んでもなんかすっきり理解できないなーというときにササッとまとめる位にしましょう.
僕は,図解用のまとめノートを用意していたわけではなく,図・表に書いたほうがわかりやすいなと思ったら,参考書,教科書の余白や適当な裏紙にまとめていました.
目的2:繰り返し書いて暗記する
多くの人がまとめノートと聞いて思い浮かべるのはこれではないでしょうか.そう,「暗記」のためのまとめノート.
でも,間違った作り方をしている人が本当に多いです.次のようなまとめノートを作っていた人は要注意.
- ✖:参考書をきれいに写すだけ
- ✖:色ペンをたくさん使ってカラフルに
- △:重要語句を赤ペンを使ってまとめる
最初の2つは論外です.暗記をしたいなら,きれいに1度だけまとめるよりも,雑で良いから何回も書いたほうが記憶に残ります.
何も見ずに思い出しながら書くのがポイントです.
最後の「重要語句を赤ペンを使ってまとめる」のも場合によっては無駄になります.
赤シートを使って復習するためにこのようなことをすると思うのですが,高校受験,大学受験レベルでは既にそのような教材が市販されています.
時間をかけて1から作るよりも,教材にどんどん書き込んでいってオリジナル教材を作る方がはるかに効率的です.
進研ゼミには赤シートを使って覚える教材が多く,学生時代重宝していました.勉強のやり方も載っているので自分のやり方に自信が持てない人に特におすすめです.
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目的3:覚えていない知識をまとめる
これが一番重要なまとめノートの作り方.覚えていない知識を後から何度も見返す用のノートです.僕は次のようなノートを作っていました.
- 覚えていない英単語,表現のまとめ
- 覚えていない古文単語まとめ
- 覚えていない公式,知識まとめ(数学,化学,物理)
1,2の単語まとめノートは高校3年生位,ある程度単語の知識がついてきた段階で作っていました.そもそも知識があまりないのにやっても非効率です.まずは単語帳をやりましょう.
1.英単語まとめノートの作り方
- ページを2分割し,左に英語,右に日本語訳を書く
- 英作したければ左,和訳したければ右側を隠す
- 1単語ではなく,フレーズ,例文といった使える形で書く
- 同意語,反対語,派生語といった関連語も書く
一番大事なのが作った後に何回も和訳英作を繰り返すこと.作って満足するのが一番無駄です.
特に英作をやりましょう.和訳ができても英作ができるとは限りませんが,英作ができれば和訳もできます.
英単語の覚え方を詳しく知りたい人はこちらもどうぞ.(またこの記事に戻ってきてね)
2.古文単語まとめノートの作り方
- 手帳サイズのノートを用意する
- 2分割し,上に古文単語,下に訳を書く
- 下側を隠して訳を覚える
さっきも言いましたが,作っただけで満足しちゃだめですよ(笑).必ず何度も現代語訳してください.
3.理系科目まとめノートの作り方
理系科目については,別のノートに作るのではなくて,問題演習をしていて分からないことがあったときに,その都度まとめていました.その問題を解くために不足していた知識と関連事項をあぶりだすイメージです.
自分の弱点をミエル化するのが大事だね.
これもまとめて満足するだけじゃなく,後日見直すことが大事です.自分に足りない知識は何度も確認して暗記してしまいましょう.
間違えたところを繰り返すことの重要性はこちらの記事でも解説してます.
4.社会まとめノートの作り方
作っていませんでした!笑
強いて言えば
- 世界地図覚えたかったら白地図印刷して,何回も国を書いたり
- 歴史ではある出来事について覚えている限りの知識を白紙に書き下ろしたり
「まとめノート」を作ってるという意識はあまりなかったです.
むしろ社会はよくまとまっている参考書が市販されているので,それを使って暗記していました.
赤シートを使って何度も覚えられるものがおすすめです.さっきも言ったけど,進研ゼミはそういう教材が豊富だったのでおすすめですよ.
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【東大生が教える】分かりやすいノートの作り方
- 色を使いすぎない
- 余白を多くとる
- カテゴリーを意識する
色を使いすぎない
女子がやりがちなやつ(偏見)
まとめノートを作る目的を思い出してください.カラフルにまとめること?
否!
- 図解して理解
- 繰り返し書いて暗記
- 不足知識まとめ.からの確認して暗記
きれいな色使いは不要です.多くても2色以内でまとめるのが一番分かりやすいです.
僕は書いて覚えることを重視していたので一色でまとめてました.赤シート使わなくても,しおり的なもので隠せば暗記できます.
余白を多くとる
「まとめる」というと,情報をギッチギチに詰め込みがちですが,やめましょう.
人が情報を認識するためには「余白」が重要なんです.
デザイン業界でも,当たり前に余白は意識されています.
カテゴリーを意識する
人が何かを覚えるときって階層が重要なんですよ.
- みかん:オレンジ色の柑橘系果物
- りんご:赤い握りこぶし大の果物
- とちおとめ:栃木産のいちご
これ,気持ち悪いですよね?「とちおとめ」だけ品種だからです.みかん,リンゴより下の階層にまとめるべきです.
階層を下げるときはインデントをつける(字下げする)と良いですよ.
- みかん:オレンジ色の柑橘系果物
- りんご:赤い握りこぶし大の果物
- いちご:赤い小粒の果物
とちおとめ:栃木産の有名な品種
こんな感じ.階層を意識すればスッキリ覚えられるようになるはずです.
まとめノートの作り方まとめ
きれいに書くことが目的の自己満のまとめノートは作るだけ無駄です.
まとめノートを作る目的をしっかり意識して自己満にならないように注意しましょう.
- 図解して理解する
あくまで自分のため.時間をかけずにササッと - 繰り返し書いて暗記
書いて覚えるのできれいさは意識しない - 覚えていない知識をまとめる
知識の整理.繰り返し見て暗記.
- 色を使いすぎない
- 余白を多くとる
- カテゴリーを意識する
これまで無駄なまとめノートを作っていた人は他にも間違った勉強法をしているかもしれません.ぜひ下の記事も読んでください.
最後まで読んでいただき,ありがとうございました!シェアしていただけると,泣いて喜びます(´;ω;`)