どうも!東大毎日塾のうっちーです!
今日は「数学が本当に苦手な人向け参考書5選」ということで、累計指導実績1,000人以上の東大毎日塾を運営している僕が解説していきます。
今回の記事は、「数学もう諦めているんです…」って方にこそぜひ読んでいただきたいです。
というのも、うちの生徒に実際に今回紹介する参考書を使ってもらったところ、数学の偏差値が43からたった半年で15もUPして、偏差値58になったという実績もあります。
先に結論を言っちゃうと、この5つの参考書のどれかを選んでください!
お悩み別の選び方や具体的な使い方はこの後丁寧に解説していくので、この記事を最後まで読み終わる頃には、自分にぴったりの1冊が見つかるはずです。
数学を苦手科目から得意科目に変える最初の1歩を踏み出せるようになるので、必ず最後までご覧ください。
動画で解説もしているので、動画で見たい方はこちらを見てください👇
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数学が苦手な人向けの参考書の特徴
それではまず先に、今回この記事を作るにあたって参考書を選んだ基準をお話しします。
ここが分かっていないと、自分に合った参考書選びができなくなってしまうので、必ず理解しておいてください。
全部で3つあります。
- 教科書レベルの基礎から学習できる
- 問題量が多すぎない
- 解説が充実している
特徴①教科書レベルの基礎から学習できる
「実は教科書レベルの問題からよく分からないんです」って方も意外と多いんじゃないですかね?
これまでいろんな方を指導してきた感覚としても、数学が苦手な人って教科書レベルでつまづいていることが大半なんです。
なので、教科書レベルの基礎から解説してくれる問題集を選びました。
さらに、場合によっては中学範囲の復習からスタートしてますので、中学数学に不安が残っている方も安心して取り組めると思います。
特徴②問題量が多すぎない
学校で配られる
- 4STEP
- サクシード
- 青チャート
- フォーカスゴールド
これらの網羅系問題集ってどうしても量が多いですよね。
特に数学が苦手な人は1冊をやりきれないこともあります。
それだったら問題の量を絞って1冊を完璧にした方が絶対に苦手を克服できるので、今回は問題量が多すぎない問題集を選びました。
特徴③:解説が充実している
皆さん数学の問題を解いて解説を読んでいる時に

え、なんでそこでその発想がでてくるの?
イヤイヤ、途中式の式変形がわからないから省略しないでよ!
こんなこと感じたことありませんか?
実はこういう納得感を大事にして一つ一つ疑問を解決していくことが、数学を得意にする近道なんです。
なので、「数学が苦手な人がつまづくポイントが分かってるな〜」という問題集を選びました。
数学が苦手な人におすすめ参考書5選
①「やさしい高校数学」王道カジュアル
まず1冊目はこちらの『やさしい高校数学』です。
これは、講義形式参考書で、学校の授業もよく分からなかったというレベルでも、基礎の基礎から超丁寧に解説してくれるので、数学が苦手な人全てにお勧めできます。
しかも、解説がめっちゃ丁寧で、普通の問題集だとサラッと流すような箇所を2ページくらい使って解説されていたりするんです。
だからこそ分厚いのが弱点ですが、数学が苦手な人には解説が淡白な問題集よりもこのくらい丁寧な参考書の方がおすすめなので1冊目に選びました。
内容を見てみると、語り口調なので、数学が本当に苦手な人でもとっつきやすいと思います。
逆に語り口調が苦手な人は、次に紹介する入門問題精講の方がおすすめです。
②「入門問題精講」王道フォーマル
この『入門問題精講』は、どちらかと言えば、講義形式参考書というよりは”問題集”に近い構成です。
ただ、普通の問題集と違って、その分野の考え方も冒頭にしっかりまとまっているので、インプットの教材としても使えます。
レベル的には、学校の教科書レベルの問題から、超丁寧にわかりやすく解説してくれますので、数学が本当に苦手な人でも安心してください。
特に、
学校の授業は受けてなんとなく理解はできたんだけど、教科書レベルの例題や問題で結構解けないものがある
という人にドンピシャでおすすめです。
先ほど紹介した『やさしい高校数学』と比べると、語り口調ではなく、丁寧な解説とはいえ、すっきりとまとまっているので、語り口調の参考書が苦手な人にもおすすめできます!
ここまで聞いて、「僕は高校数学どころか、中学数学でつまずいているんです」って人もいると思います。
③「小倉のここからはじめる数学ドリル」中学数学が少し不安な人向け
そんな人には、この3冊目の『小倉のここからはじめる数学ドリル』がおすすめです。
この参考書は「絶対に挫折しない」っていうコンセプトで、数学が苦手な人からしたらめちゃくちゃ心強いですよね。
1番最初に紹介した『やさしい高校数学』が、高校数学でつまづいている人向けの教材だとしたら、『小倉のここから始める数学ドリル』は中学数学、なんなら小学校の算数でつまづいている人でも、十分理解できるように書かれています。
例えば、一番最初は54+78みたいな簡単な四則演算や1/6+3/8みたいな分数の通分の問題から解説してくれてるんです。
実は、このあたりの四則演算や分数といった中学範囲を、他の教材で総復習をしようとすると、図形など高校数学ではあまり使わない分野もやることになってしまうんです。
ですが、『小倉のここからはじめる数学ドリル』であれば、高校数学に必要なところだけを最速でカバーできます。
なので、「中学数学も怪しいかも…」という人はぜひ『小倉のここからはじめる数学ドリル』をやってみてください。
④「やさしい中学数学」中学数学がかなり不安な人向け
続いて4冊目はこちらの『やさしい中学数学』です。

え?高校の数学が苦手なのに中学?
と思った人もいますよね。
実はですね、僕はこれまで1,000人以上の方を指導してきたのですが、高校数学が苦手という方の3-4割くらいは中学数学や小学校の算数からつまづいています。
なので、こういう人には、『やさしい中学数学』がピッタリです。
この参考書の特徴は、中学範囲を短期間で学び直すことができる構成になっているところ。
小学範囲のおさらいから始まるので、中学数学、なんなら小学生の範囲も怪しいという人もつまづくことなく勉強できます。
何より、実際に内容を見ていただくとわかるのですが、解説がめちゃくちゃ丁寧です。
1行1行丁寧に読み進めることによって基礎力が身に付いていきますので、中学数学に自信ない人は、この1冊で3年間をおさらいしちゃいましょう!
また、『やさしい高校数学』と同様に、会話形式なので、固い文章を読むのは苦手な人でもとっつきやすく、数学が苦手な人にとことん寄り添った構成になっている点もおすすめです。
先ほど紹介した『小倉のここから始める数学ドリル』でも中学範囲からスタートしてると言いましたが、あくまで高校数学の基礎を学ぶための教材なので、中学範囲の解説がメインではないんですよね。
こういう高校レベルの参考書でつまづいている人は、ぜひ中学範囲に戻ってみてください。
一見遠回りに見えて、着実に苦手を克服できます!
⑤「数学のトリセツ」動画解説つき
この問題集の一番の特徴は、全ての問題に動画解説がついていることです。
めちゃくちゃいいですよね!
解説を見るだけで分かりにくかったところも、プロの予備校講師の授業動画でつまづくことなく勉強していけます。
最近はスタディサプリやYouTubeでの授業動画など、授業動画コンテンツがかなり充実してきたこともあり、数学の問題集にも解説動画がついているものも増えてきました。
有名なものだと、青チャートも全ての例題に動画解説がついていたりします。
数学のトリセツは、数ある動画付き参考書の中でも、基礎の基礎から本当に丁寧に解説してくれるので、数学が苦手な人にピッタリです。
動画形式で勉強していきたい人は「数学のトリセツ」一択ですのでぜひ参考にしてみてください!
タイプ別おすすめの参考書
ここまで、おすすめの参考書を5冊紹介してきたんですけど、結局どれを使えば良いの?って迷ってしまう人もいると思うので、「こんな人にはこれ!」という感じで、タイプ別におすすめ参考書を選んでいきたいと思います。
タイプ | おすすめ参考書 |
---|---|
高校に入って授業についていけなくなった人 | 『やさしい高校数学』 |
授業はなんとなく理解できてるけど、教科書レベルの例題や問題が解けない人 | 『入門問題精講』 |
中学数学も少し不安があるが、短期間で高校数学の基礎固めをしたい人 | 『小倉のここから始める数学ドリル』 |
中学数学が少し不安どころか、かなり不安な人 | 『やさしい中学数学』 |
動画形式で理解していきたい人 | 『数学のトリセツ』 |
番外編
特別に番外編として、有名で使ってる人も多いけど、今回はおすすめに入れなかった参考書も紹介します。
ここが分かっていれば、他のレベルや他の科目でも参考書選びが上手になるので、ぜひチェックしてみてください。
「初めから始める数学」
まず1冊目がこちらの『初めから始める数学』です。
通称はじはじってやつですね。
役割としては「やさしい高校数学」と同じく講義形式参考書です。
これ結構有名でYouTubeを見ているとおすすめされることも多いですが、今回のおすすめにはいれませんでした。
理由としては解説の丁寧さではやさしい高校数学に分配が上がるからです。
前提として、今回の動画で紹介している参考書はどれも解説はかなり丁寧で詳しいのですが、その中でもあえて詳しさに序列をつけるとこんなイメージです。
- やさしい高校数学
- 初めから始める数学
- 入門問題精講
今回は各教材の役割を明確にしたかったので、入れなかったのですが、普通に良い問題集であることは間違いないので、ここで紹介している教材が合わなかった場合はぜひチェックしてみてください!
「白チャート」
続いて番外編2冊目は、『白チャート』です。
青チャートや黄チャートでお馴染みのチャート式シリーズの一番易しいレベルの問題集です。
教科書レベルからスタートするので、レベル的には数学が苦手な人にぴったりなのですが、問題数があまりに多く、基礎を定着させる前に挫折する人が多そうなので、おすすめ問題集には入れませんでした。
現時点で、高校1年生でまだ入試まで時間がある人がじっくり基礎固めをするには良い教材なので、もし使う場合はやるべき範囲を絞って確実に基礎を定着させるつもりでやりこんでください。
自分に最適な数学の参考書が知りたい方へ
今回の記事では、数学が苦手な人が本当に使うべき参考書を5つ紹介しました。
数学に苦手意識がある皆さんに希望を与えられる記事になっていたら嬉しいです。
ただ、皆さんに知っておいてほしいのは、おすすめの参考書を5つあげましたが、実際に何を使うべきかは
- 今まで使ってきた教材
- 学校の授業進度
- 科目別の完成状況
- 受験までの残り期間
などによっても全然違ってきます。
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