- 東大志望者
- 足切りが不安な人
- 共通テストが思ったより悪かった人
- 足切りラインを確認したい人
東大2次試験に進むには共通テストの足切りクリアが必要です。
- 共通テストの足切りライン
- 足切りの有無や点数の決まり方
- いつ足切りが発表されるか
- 各予備校の予想の的中度合い
把握できていますか?
この記事ではこれら共通テストの足切りに関連するすべての情報を東大受験のプロがガチ解説します。
- 東大の足切りの有無や点数のポイント
- 東大の足切り発表日
- 足切りクリア率を高める出願方法
- 足切りギリギリでも合格できるのか
- 各予備校の足切り予想の的中度合い
KENTEN
東大受験を徹底的に研究し、理Ⅰに現役合格した私がその情報を余すことなくお伝えします。
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結論:東大足切り予想で知っておくべきポイント
最初に結論からいっちゃいます!
東大の足切りの有無や点数のポイント
科類や年度によって異なるが、8割超えていればまず問題ないでしょう!
- 志願者数≦第1段階選抜倍率 ⇒ 足切りなし
- 志願者数>第1段階選抜倍率 ⇒ 足切りあり。志願者が多いほど点数も厳しい。
東大の足切り発表日
東京大学入学者選抜要項や東大の一般選抜のホームページの第1段階選抜合格者発表に書いてるので要チェックです。
足切りクリア率を高める出願方法
足切りを避ける方法として東大のホームページで「志願倍率」を確認してから、低いところに出願するのが最も突破率の高い方法です。
足切りギリギリでも合格できるのか
2次試験で挽回できるくらいの失点なら合格可能。
他の受験生と50点差くらいなら可能性は十分あります。
各予備校の足切り予想の的中度合い
各予備校の予想は正直あてにならず、足切りラインの予想としては使えません。
100点以上ズレることもあります。
東大足切り予想:何割で合格?いつ発表?過去のデータから
東大足切りは何割?過去データから予想
足切りを免れるために必要な点数は科類や年度によって大きくことなります。
そのため、一概に何割取っていれば大丈夫とはいえません。
それでも強いて言えば共通テストで8割(720点)を超えているようであれば全科類で問題なく足切りをクリアできるはずです。
共通テストになってから一番厳しかったのは2023年理科Ⅱ類711点でした。
科類 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|
文Ⅰ | 562 | 520 | 479 |
文Ⅱ | 足切りなし | 435 | 454 |
文Ⅲ | 600 | 595 | 足切りなし |
理Ⅰ | 699 | 630 | 543 |
理Ⅱ | 629 | 646 | 711 |
理Ⅲ | 534 | 529 | 640 |
KENTEN
過去3年見る限り文系や理Ⅲは足切りラインが低いので、気にしなくていいでしょう。
理Ⅰと理Ⅱは8割とれなかったら出願時に足切りを意識しましょう。
東大足切りはいつ発表?
東京大学入学者選抜要項や東大の一般選抜のホームページの第1段階選抜合格者発表に記載あるのでチェックしましょう。
東大足切り予想のポイントは「出願者数」と「倍率」
足切りの点数は「出願者数」と各科類に設定された募集人員に対する「倍率」によって決まります。
入学志願者が各科類の募集人員に対して次の倍率に達した場合は,大学入学共通テストの成績により第 1 段階選抜を行い,第 1 段階選抜合格者に対して第 2 次学力試験を行います。
文科一類 約 3.0 倍 文科二類 約 3.0 倍 文科三類 約 3.0 倍
理科一類 約 2.5 倍 理科二類 約 3.5 倍 理科三類 約 3.0 倍
学力試験の成績は,大学入学共通テストの成績(配点 110 点:900 点満点を 110 点に換算します。)と第 2 次学力試験の成績(配点 440 点)とを総合(550 点満点)して算出します。
令和5年度 東京大学入学者選抜要項
募集人員よりも出願が多いほど、出願者のうち足切りされる割合が多くなり、足切りラインは厳しくなります。
逆に出願数が少なく指定の倍率に到達していない場合は足切りがされません。
例えば理科Ⅰ類ならば、理Ⅰの募集人員は1108人なので、その2.5倍である2770人前後が2次試験に進むことができます。
2770人を大きく上回る出願があった場合は共通テストの成績によって選抜します。
科類 | 募集人員 | 目標倍率 | 第1段階選抜合格者数 |
---|---|---|---|
文Ⅰ | 401人 | 約3.0倍 | 約1203人 |
文Ⅱ | 353人 | 約3.0倍 | 約1059人 |
文Ⅲ | 469人 | 約3.0倍 | 約1407人 |
理Ⅰ | 1108人 | 約2.5倍 | 約2770人 |
理Ⅱ | 532人 | 約3.5倍 | 約1862人 |
理Ⅲ | 97人 | 約3.0倍 | 約291人 |
参考に2021年~2023年各科類の以下データを示します。
- 足切り点数
- 足切りされる割合(足切り人数/出願人数)
東大足切り予想にセンターリサーチや各予備校の予想は参考にならない?
センターリサーチや各予備校の予想は正直あてにならず、足切りラインの予想としては使えません。
実際かなりギャップがあり平気で100点以上ズレます。
各社の予想をもとに受験者が出願先を変えるからです。
ラインに届いていなければ出願を止めるし、届いていれば出願します。
共通テストになってからの2021年~2023年の各社足切り点数予想と実際のズレのデータです。
KENTEN
各予備校の予想を参考にしても、ほぼ意味がありません。
足切り突破できるか知りたいなら、次で紹介する方法がオススメです!
東大足切りギリギリ合格:共通テスト失敗しても合格する方法
東大足切りが不安なら志願倍率を確認してから出願する
足切りを避ける方法として東大のホームページで「志願倍率」を確認してから出願するのが最も突破率の高い方法です。
先程解説した通り足切りの点数は「志願倍率」が各科類に設定された「第1段階選抜倍率」をどれだけ上回っているかで決まるからです。
東大では毎日出願状況をホームページで更新しており、確認することができます。
願書提出期限ギリギリまで出願状況を確認し、出願数が多ければ避け、少なければ出願すればよいのです。
例えば2023年理Ⅱは志願倍率が第一段階選抜倍率に比べて高い状態で、足切りラインが高くなると想像できます。一方、理Ⅰは両者に大きな差がなく、理Ⅱに出願するよりは足切りを突破できる確率が高いと判断できます。
※実際足切りラインは理Ⅰ=543点、理Ⅱ=711点
足切りギリギリでも東大は合格できる?2次試験の点数への影響
足切りギリギリの場合は他の受験生と比べて当然不利な状況です。
900点が110点に圧縮されるとはいえ、共通テストで失点した分を挽回する必要があります。
KENTEN
個人的には「他の受験生の平均-50点くらい」なら挽回可能と考えます。
2次試験に換算して6.1点分程度なので取り戻せそうですよね。
一方、科類にもよりますが本当に足切りギリギリの場合は、合格の望みは薄いと考えます。
例えば以下のケースでは2次試験では30点も挽回しないと他の受験生との差が埋まりません。
- 2023年に文Ⅰを受験
- 共通テストは足切りギリギリの480点
- 第一選抜通過者の平均点は726点
出願する際には、2次試験で現実的にリカバリーできるのかをよくよく考えて決定しましょう。
KENTEN
最終的に東大に出願するかを決めるのはあなた自身です。
出願するなら出願者数の推移やリカバリーできる点数を見極め、覚悟を決めましょう。
東大足切りされたらどうする?2つの選択肢
東大をあきらめる
浪人しない場合には入学可能性のある大学に志望校を変更しましょう。
残念ながら足切りされた場合、その年は東大に進学ができません。
来年こそ東大に合格するよう対策をする
浪人する覚悟がある場合は足切りされてしまった原因を分析して、次回は上手くいくように対策をしましょう。
KENTEN
そもそも共通テストで足切りなんて事態にならないように、対策をしておきましょう!
次の受験生へ:東大の足切りを意識した共通テスト目標
東大受験者の共通テスト目標は730点
今回共通テスト足切りの話をしましたが、東大受験生にとっては2次試験が山場です。
本来は足切りラインなど軽く超えた成績で2次試験に挑みたいところです。
東大受験では共通テストの目標として730点を提案します。
東大の学校推薦型選抜(旧後期日程試験)に出願するなら8割以上
東大では学校推薦型選抜(旧後期日程試験)があり、出願する場合は共通テストで概ね8割以上が目安となります。
学校推薦型選抜に出願を考えている場合は意識しておきましょう。
Q3-6.なぜ大学入学共通テストを課すのですか?書類選考と面接等のみで選考することはできないのですか?
本学の教育理念として、幅広いリベラル・アーツの学修を前提としており、そのためには、大学入学共通テストで課されている程度の基礎学力は必要と考えています。
合否判定は、出願書類の内容、面接等の審査結果、大学入学共通テストの成績の3つを総合的に評価して決定します。
合否判定に当たっては、大学入学共通テストの成績のみを重視することは考えておらず、また、成績の利用方法としても、1点刻みではなく、入学後の学修を円滑に行い得る基礎学力を有しているかどうかを判定する観点から、大学入学共通テストは、概ね8割以上の得点であるかどうかを目安として判断することとしています
東京大学学校推薦型選抜Q&A
まとめ:東大の足切り予想ポイント
- 科類や年度によって足切り点数は大きく異なる
- 共通テスト8割以上ならば足切りの心配は少ない
- 足切りの点数は「志願倍率」が各科類に設定された「第1段階選抜倍率」をどれだけ上回っているかで決まる
- 足切りの発表日は東大ホームページや要項を見ればわかる
- 各予備校の足切り点数の予想はあてにならない
- 東大ホームページで出願状況を確認してから出すと足切り回避しやすい
- 足切りギリギリで出願する場合は2次試験でリカバリーができるか要確認
- 共通テストの目標は730点(学校推薦型選抜も視野に入れるなら8割以上)
東大受験を考えている方へ
ここまで共通テストの足切り解説をしましたが、私個人としては東大受験する上で共通テスト対策は最低限にし、2次試験対策に注力すべきだと考えています。
東大受験者にとっては2次試験対策のほうが共通テストより10倍は大事です。
合否の決定的差になるのは110点に圧縮された共通テストより、2次試験440点分をいかに組み立てるかです。
そして個々人によって2次試験の対策の進め方は、目標をどこにおくか、そのために何をするかは大きく異なります。
個人の実力や本番までの残り時間によってとるべき戦略は異なるからです。
そして残念ながら、目標や計画の立て方間違えていて、合格を逃してしまう受験生が多くいます。
逆に言えば戦略を間違えなければ誰でも東大に合格できる可能性があります。
KENTEN
私は高3の4月に一念発起し偏差値59から東大を目指し、現役で合格することができました。
これは特別私がすごかったわけではなく、正しい受験戦略で目標や計画を上手く立てられたからです。
だから一人でも多くの人に東大合格して人生を変えてもらいたいと思い情報発信をしています。
戦略を間違えない一番の方法は「東大受験のプロ」からフィードバックを受けることです。
そして「東大受験のプロ」とはその道の成功者である東大生のことです。
私がライターを務める東大毎日塾では選び抜かれた東大生メンター(採用率わずか30%以下)が専属で個別指導しています。
いわば本当に選りすぐりの東大受験のプロ集団なのです!
ひとりひとりに最適な東大合格のプランを一緒に考えてくれるし、必ずやり遂げられるように徹底的にフォローしてくれます。
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