どうも!東大毎日塾のうっちーです!
今日は「共通テストに失敗しても二次試験で挽回する方法」ということで、累計指導実績1,000人以上の東大毎日塾を運営している僕が解説します。
実は共通テストと二次試験の間の勉強法ってとても大事で、これまで順調に進んでいた人でもこの時期の過ごし方を間違えて受験に失敗してしまうっていうこともあるくらいなんです。
逆にこの時期やるべきことをしっかりやって、爆発的に伸びていく人もいます。
実際うちの塾生で共通テストで大失敗してとても落ち込んでたんですけれど、今からお伝えするようなやり方を実践してもらったことで、残り1ヶ月でめちゃくちゃ伸びて、二次試験で逆転合格して東大に合格したっていう人もいます。
そのくらい大事な話をするので必ず最後まで読んでください。
動画で解説もしているので、動画で見たい方はこっちを見てください👇
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【失敗を糧に】共通テストの振り返り方法3つ
まず、この時期にやるべきことは共通テストの振り返りです。
共通テストを受けっぱなしにして放置していませんか?
もしそうなら、非常にもったいないです。
共通テストは二次試験に向けた貴重な復習材料になります。
この振り返りでやって欲しいことは以下の3つです。
- 問題の復習
- ミスの原因の分析
- 試験当日の過ごし方の振り返り
①問題の復習
これは多くの人が想像できることだと思います。
しっかりと解答・解説を確認して復習しましょう。
「共通テストは独特な形式だから、復習しても意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、問題の内容自体は基礎的な問題が中心です。
共通テストでやってることが二次試験に活きる可能性が高いので、共通テストレベルで分からないことがあれば絶対に復習しておきましょう。

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共通テストは何時間もかけて受験するので、その分の勉強を無駄にしたくなければ、絶対に解答・解説を見て丸付けまでやってください。
②ミスの原因の分析
共通テストを振り返ると、「なぜこんなミスをしてしまったのか?」と思う問題がいくつかあるはずです。
このミスの原因を明確にすることで、二次試験にそのミスを活かすことができます。
例えば、数学で最初の計算ミスが原因でその後の問題もすべて間違えてしまった場合、同じミスは二次試験でも起こり得ます。
その場合は、大問の中でも序盤の方こそしっかり見直しをしながら確実に答えをあわせていくようにしようとか対策を立てられるんですよね。
こうした自分のミスの癖を知り、対策を立てることが重要です。
③試験当日の過ごし方の振り返り
「試験当日の過ごし方も振り返るの?」と思うかもしれませんが、実はこれも非常に大切です。
これまで受けてきた模試とか学校のテストとかと共通テストはちょっと違う雰囲気だったなとか感じませんでしたか?
試験当日って緊張するもので、緊張しないように頑張ろうとかじゃなくて、緊張してしまうものだっていうのを受け入れてその上でどうやっていけばいいかっていうのを考えていこうということです。
例えば、お昼休みにはちょっと散歩して体を動かしてリフレッシュしてみるとか、試験直前はあえて何もせずに精神を集中させておくとか、このやり方だと集中できるというルーティンをしっかり見つけておきましょう。
共通テストで失敗した時の志望校変更の考え方
この時期にやるべきもう一つのことは志望校の最終決定 です。
基本的には、これまで準備してきた大学を変更しない方が良いですが、次のような場合には変更を検討する余地があります。
共通テストの比率が高い大学を志望していて、共通テストで大失敗した人
この場合、二次試験で挽回するのが非常に難しくなります。
志望校を変更するとき、具体的には以下の3つの選択肢があります。
- 志望校のランクを下げる
- 二次試験の配点比率が高い大学に変更する
- 私立大学を検討する
①志望校のランクを下げる
共通テストで大失敗してしまっていたら、失敗してしまった共通テストの点数でも合格するところに志望校のランクを下げて確実に合格を目指すことが考えられます。
②二次試験の配点比率が高い大学に変更する
共通テストの比率が高いところだと共通テストで失敗すると厳しいんですが、共通テストの比率がそんなに高くないところであれば、二次試験の方で挽回できるのでそういう大学を検討するというのもありです。
③私立大学を検討する
国公立大学では共通テストを使う受験方式ですが、私立大学だと大体の大学で共通テストを利用しない二次試験だけの受験方式があるので、そちらに的を絞ると共通テストの大失敗がなかったことにできます。
共通テストで失敗しても二次試験で挽回できる理由
共通テストに失敗した場合は、振り返りが終わったら、共通テストのことは一切忘れてください!
「えっ、さっき振り返りが大事って言ってたのに?」と思うかもしれませんが、重要なのは振り返りを終えたら切り替えることです。
「なぜミスをしたんだろう…」「もっと取れていれば…」と後悔していても意味がありません。
ここからの1ヶ月は、ひたすら二次試験対策に集中することが合格への最短ルートです。
この理由はこちらです。
- 二次試験の配点比率が高い
- 共通テストは独特の形式で、実力が反映されにくい
- 私立大学を検討する
順番に説明していきます。
①二次試験の配点比率が高い
例えば東大では8割が二次試験、2割が共通テスト。
つまり、最終的な合否はほぼ二次試験で決まります。
難関国立大学だと二次試験の配点比率が高いところが多いですし、他の多くの大学も二次試験の配点比率が高いです。
②共通テストは独特の形式で、実力が反映されにくい
共通テストは独特の問題形式でかなり難しいので、純粋に実力が点数に表れるのは二次試験です。
共通テストだと点数を取れなかったけど二次試験ならちゃんと実力を発揮できて点数を取れるっていう人は意外と多いです。
③二次試験に集中した方が合格可能性が高まる
過去問演習をこれからやり込んでいけば残り1ヶ月で全然伸びていきます。

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みなさんに聞きたいんですけど、二次試験の過去問集はどのくらい解けてますか?
まだ解けてないっていう人も意外と多いんじゃないですかね。
この状況だとまだ二次試験で合格最低点以上が取れていないのは当たり前です。
そういう人でも基礎が身についていれば、これから過去問演習をしっかりやっていって出題傾向とか頻出分野とか問題形式に慣れていくと、得点率が上がっていきます。
二次試験のおすすめの対策方法
二次試験勝負だから頑張ろうという話なんですが、どう頑張ればいいのかというところが気になると思うので二次試験の対策方法を大きく分けて2つお伝えします。
1個でも間違ってしまうと、結構伸び悩んでしまうことがあるので必ず全てのやり方を押さえるようにして欲しいです。
①過去問を中心に勉強
過去問ってやっぱり大事なんですよ。
なぜかというと、過去問で点が取れれば、これまでの勉強で点が取れてなかったとしても合格しちゃうからです。
なので、過去問でいかに点を取っていくかを考えていって欲しいです。
過去問解いていく時に特に見て欲しいポイントはズバリこの二つです。
- 出題傾向や頻出分野を把握
- 時間配分や解く順番を決める
出題傾向や頻出分野を把握
どの大学も全分野が満遍なく出るわけではなくて、この分野は毎年出題されているとか、この分野は2年に1回ぐらい出題されているみたいな傾向があります。
こうやって考えていくと重点的に対策しておくべき分野っていうのが分かってくるんですね。
これは、これまでの過去問の傾向から必ず割り出して欲しいです。
あとは問題形式です。
共通テストが独特の問題形式だったように大学の二次試験もその大学独自の問題形式があります。
そこをしっかり把握しておくことで効果的な対策ができるようになります。
例えば僕は東大を受けたんですが、東大だったら絶対要約問題とリスニングが出るんです。
この形式は他の大学だとあんまりないかもしれないですが、問題形式に絞った対策をしていればちゃんと得点率を伸ばせます。
時間配分や解く順番を決める
時間配分や解く順番など自分の得点パターンをしっかり確立しておこうということです。
なんでこれをやっておく必要があるかと言うと、試験当日にテンパらないようにするためです。

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共通テストの時を思い出して欲しいんですけど過去問演習の時も普段の勉強の時もできてたのに、本番になるとすごい焦っちゃって頭が真っ白になっちゃったみたいなことなかったですか?
誰しもそういう経験が多少はあるんじゃないかなと思います。
そういう人に足りていないのが事前準備なんです。
例えば、僕の東大の英語を例にお話すると、東大英語って最初に要約問題が出てくるんです。
ここはまあまあ点数取りやすいから10点満点中8点ぐらい取っていきたいな、時間としては結構パターンが決まってて解き方も決まってるから大体10分もかからないぐらいの時間でサクっとここは終わらせて確実に点を取っておきたいな。
第2問はこういういう形式だからこういう風に点を取っていきたいな、このくらいの時間をかけて、大体このくらいの時間帯でリスニングが始まるからそれまでにはここまでは終わらせてリスニングの直前2,3分は問題を先読みして備えておこうみたいな感じです。
試験問題の具体的な解き方をめちゃくちゃ細かく決めておくのが大事なんですよ。
ここを決めておくと、当日すごく変わったことをするんじゃなくてそれまでやってきたことをそのまま出していくだけという感じになります。
焦らずにちゃんといつも通りのことをやるだけということになるので落ち着いて試験に臨めます。
②苦手分野を徹底的に復習
ここまで過去問演習の話をしてきたんですが、過去問演習だけだとダメなんですよね。
ここでやって欲しいのが苦手分野と自分が過去問だけだとやりきれない部分をこれまで自分が使ってきた問題集を使って復習し直していくっていうことです。
新しい問題集には手を出さない!
新しい問題集に手を出すっていうのは絶対やめてください。
この時期はそもそも新しい問題として過去問をどんどん解いていくっていう感じになっていると思います。
だから復習の問題集については、これまでやってきた馴染みのある問題集で確実に解ける問題を増やしていく方が絶対に得点率が伸びます。
復習すべき分野の優先順位をつける
どんな分野を特に復習していくべきかかっていう話ですが、結論としては自分の苦手分野かつ二次試験の頻出分野を復習していってください。
学習すべき分野を、以下の2軸で分類します。
- 横軸:得意 or 苦手
- 縦軸:頻出 or あまり出ない

この4種類の分類のうち、最優先で取り組むべきは「苦手で、かつ頻出の分野」です。ここを克服することで、短期間での得点アップが期待できます。
次に優先すべきは、
- 「頻出だけど、比較的得意な分野」 → 確認を兼ねて対策
- 「苦手だけど、あまり出ない分野」 → 余裕があれば対策
反対に、「得意で、しかもほとんど出ない分野」は対策不要です。時間の無駄になりやすいので避けましょう。
こういう優先順位でしっかり対策をしていくと無駄な勉強をせずに本当に合格につながる 勉強だけができるので是非真似してやってみてください。
合格に向けて今すぐやるべきこと3つ
①共通テストの振り返り
問題の復習だけでなく、試験当日の過ごし方も振り返って二次試験に活かしましょう。
②志望校の最終決定
基本的には変更しないのがベストですが、共通テストの結果が大きく響く場合は、現実的な選択肢を考えてみるのもありです。
③二次試験対策に全力を注ぐ
共通テストの結果は気にせず、ひたすら二次試験に向けて勉強しましょう。
これからの過ごし方次第で、まだまだ大きく成績は伸びます。今回お伝えした方法を参考に、最後まで全力で駆け抜けてください!

東大毎日塾
うっちー
僕も全力で応援しています。本当に頑張ってください!
また、共通テストで失敗してしまった人向けの動画も別途公開されているので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
【共通テストがうまくいかなかった・失敗した君へ】👇