入試まで時間がないのに、思うように成績が上がらないと不安になりますよね…
いきなり厳しいことを言いますが、東大模試でD判定、E判定だったということは「このままでは合格の可能性が低い」ということです。
入試までの残り少ない時間の中で戦略を間違えてしまうと取り返しがつきません。
KENTEN
私は高校3年生春時点で偏差値は60程度、東大型模試ではD判定でしたが、そこから正しい戦略を実践し、1年で東大理Ⅰに現役で逆転合格を勝ち取りました。
実際の模試結果
まとめるとこんな感じです。
判定 | 合計 | 英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | |
7月東大入試プレ(代ゼミ) | D | 172 | 53 | 48 | 41 | 18 | 12 |
8月東大即応オープン(Z会/河合) | D | 147 | 44 | 51 | 29 | 16 | 7 |
11月東大入試実戦(駿台) | B | 185 | 80 | 36 | 23 | 27 | 19 |
この記事では他のサイトのように「諦めなければ合格できる!」なんて精神論は言いません。
私の経験をもとにD判定からB判定に引き上げ、たった1年で逆転合格を果たした具体的な戦略をお伝えします。
- 東大受験生だが合格できるか不安がある
- 東大模試でD判定またはE判定だった
- 1年で東大に逆転合格する方法を探している
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結論:1年で東大に逆転合格する上で大事な2つのこと
コスパ重視の目標設定
残り少ない時間で東大に逆転合格するには、効率よく勉強する必要があります。
得点が伸びやすい科目に時間を費やし、逆に伸びにくい科目はある程度で見切りをつけて、トータルで合格最低点を超える戦略です。
そのためまずやるべきことは科目ごとにコスパを重視した目標点数を決定することです。
やり遂げる意志力
最初に精神論は言わないって言ったじゃん!
こんな声が聞こえてきそうですが、やっぱり1年で東大に逆転合格するには計画を着実にやり遂げる意志力がめっちゃくちゃ重要なんです。
単なる精神論にならないようにアドバイスもお伝えしておきます。
特に入試までの少ない時間でプレッシャーがかかり、模試の判定もよくないとなると精神的に心が折れそうになるはずです。
そんなときは、合格体験記を読んだり、信頼できる人に相談に乗ってもらうのがよいでしょう。
具体的に読むべき合格体験記や相談先は記事の最後に載せました!
東大の合格最低点は二次で5~6割取れればOK
逆転合格の前提として東大受験の必要な科目と合格最低点について知っておく必要があります。
目標設定が具体的にわかっていないと、何をどれだけ頑張ればいいのか有効な計画を立てることもできません。
「もう十分知ってるよ」という方も復習のつもりで確認していきましょう。
合否は共通テスト+2次試験の合計550点満点で判定
1次試験(共通テスト)の900点満点が110点に圧縮され、2次試験の440点と合わせて合計550点満点で合否判定が行われます。
共通テストの科目数と点数の圧縮
共通テスト(旧センター)では下記の通りです。
文系 | 5科目8教科または6科目8教科 | 900点→110点に圧縮 |
理系 | 5科目7教科 | 900点→110点に圧縮 |
たとえば、共通一次試験ので素点が810点だった場合は99点に圧縮されます。(810×110÷900=99)
2次試験440点の内訳
2次試験の440点の内訳は、下記の科目と配点です。
文系 | 理系 | |
外国語 | 120 | 120 |
国語 | 120 | 80 |
数学 | 80 | 120 |
理科 | – | 120 |
社会 | 120 | – |
合計 | 440 | 440 |
※理科は物理、化学、生物、地学から2科目選択
※社会は日本史、世界史、地理から2科目選択
※理Ⅲはさらに面接が課されます。
参考:東京大学入学者選抜要項
共通1次を差し引いた時の東大2次試験の合格最低点
共通1次分を差し引いた東大2次試験の合格最低点推移を10年分まとめてみました。
※大学入試センター試験は、2021年1月実施より大学入学共通テストとなりました。
※共通1次(センター)では790点(文I810点、理Ⅲ830点)を仮定します。
東大2次試験で必要な得点率
上記合格最低点から東大2次試験で440点を100%としたときの合格最低点に対する得点率は以下のようになります。
KENTEN
50~60%得点すれば合格できるってこと!(理Ⅲは60~70%)
4割くらいは間違えてもOKです。
偏差値や判定は重要じゃない
偏差値や判定はあくまで母集団の中で相対的な位置づけに過ぎず、重要ではありません。
他の人と比較したところで、あなたが合格するための課題はわからないからです。
「目標点数」のギャップを意識した課題設定が重要です。
「あと偏差値+5なら合格する」と言われても何を勉強したらいいかわからないですよね?
一方「リスニング+5点、英作文+5点で合格点に届く」と言われたら、やるべき課題は見つけられるでしょう。
偏差値や判定は気にせずに、いかに合格最低点に到達させるかということだけを考えるようにしましょう。
逆転合格するなら苦手科目は得意科目でカバーする
全科目バランスよく得点する必要なし
東大は科目数が多いからバランスよく全科目できるようにしないとダメですよね?
KENTEN
いいえ、バランスよくできる必要はありません!
東大二次試験では4教科5科目が文理問わず要求されますし、難易度が高いイメージがあります。
なので一見すると、
「苦手科目があると合格できない」
「全科目高水準でバランスよくできる必要がある」
なんて思われがちなのですが、まったくそんなことはありません。
苦手科目は克服する必要なし
苦手科目はどう攻略しましたか?
できるだけ足を引っ張らないようにしたいのだけど・・・
KENTEN
苦手科目は克服しなくてOKです!
”そこそこ”で乗り切れないか考えましょう。
科目数が多くあり、得点率も5~6割でよいことから、1科目不得意となる科目があったとしても、他の得意科目でその失点分をカバーするという戦法で合格最低点に到達する目途を立てられます。
もちろん各教科でたしかにある程度は”最低限レベル”は求められるのですが、すべての科目でバランスよく”高水準レベル”である必要はないのです。
弱点科目は多少目をつぶって割り切り、全体で帳尻を合わせて要領よく合格をつかみましょう。
東大逆転合格の得点パターン
東大への受かり方として、
- 「一点集中型」
- 「バランス型」
- 「コスパ重視型」
の3パターンがあるとみています。
あなたがどのパターンで東大入試を攻略するかは
- 今のあなたの成績状況
- どれくらい試験までの時間があるか
によります。
“自己分析”して、「自分はどのパターンで合格最低点をクリアするか」戦略はしっかりと持っておくことが重要です。
「一点集中型」は1教科で高得点
名前の通り「一点集中型」は1教科で高得点をとれる受験生向けのパターンです。
1教科で8割くらいとれる科目があれば、楽に合格最低点にクリアしやすくなります。
「一点集中型」の対象者
特に理系の国語や文系の数学など、
- 他の受験生が得意にしにくい科目
- 他の受験生と差がつきやすい科目
が超得意な場合です。
「一点集中型」の例
“国語が超得意”で、”数学・英語が不得意”な理Ⅰ志望の230点を目標とするケース
国語 | 60 / 80 | 75% |
---|---|---|
数学 | 45 / 120 | 38% |
理科 | 80 / 120 | 67% |
英語 | 45 / 120 | 38% |
合計 | 230 / 440 | 52% |
「バランス型」は全科目それなりにとる
「バランス型」は特に秀でた得意科目はないけど、どの科目もそこそこそれなりにバランスよく得点できる受験生向けのパターンです。
苦手科目もなく、平均的にできるため、合格点をクリアできます。
「バランス型」の対象者
入試まで残り1年の段階で全教科とも好成績の受験生向けです。
一見すると理想的な合格パターンに思うかもしれません。
十分な勉強量があれば、素質によらずどの科目も50~65%まで引き上げることは可能で、高1からコツコツと積み上げているタイプです。
「バランス型」の例
全科目バランスよく得点し、文Ⅰ志望の270点を目標とするケース
国語 | 70 / 120 | 58% |
---|---|---|
数学 | 50 / 80 | 63% |
地歴 | 70 / 120 | 58% |
英語 | 80 /120 | 67% |
合計 | 270 / 440 | 61% |
「コスパ重視型」は弱点科目があっても他でカバー
「コスパ重視型」は弱点となる科目や不十分な分野があったとしても、その他の部分で失点をカバーすることで最低合格点をクリアするパターンです。
- 受験者の得意科目と不得意科目の特性
- 費やした時間だけ伸びる分野と伸び悩む分野(=コスパ)
を考慮して、受験までに残された時間を最大限生かして「伸びやすい部分」にしっかりと時間を費やし、「伸びにくい部分」はそれなりでよしとして、「費やした時間対得点の伸び」が最大限になるようにコスパを重視します。
「コスパ重視型」の対象者
「コスパ重視型」の対象者は以下の通りです。
- 「一点集中型」、「バランス型」のどちらにも該当しない
- 残り1年以内で逆転合格を目指す
「コスパ重視型」の例
“国語が苦手”、”数学も得意ではない”、そんな受験者が理I志望の230点を目標とするケース。
国語は漢文や古典などで最低限しのぎを狙います。現代文は時間をかけても伸びる期待ができないため捨てます。
数学も伸び切りません。平易な問題2問完答と+αを部分点で狙います。
理科(特に物理)はコスパがいい科目のため、高得点を狙いにいきます。
国語 | 35 / 80 | 44% |
---|---|---|
数学 | 45 / 120 | 38% |
理科 | 80 / 120 | 67% |
英語 | 70 / 120 | 58% |
合計 | 230 / 440 | 52% |
1年で東大に逆転合格するには「コスパ重視型」がオススメ
点数が伸びる分野に時間を集中させる
残り1年で東大に逆転合格するには、効率よく勉強する必要があります。
得点が伸びやすい科目に時間を費やし、逆に伸びにくい科目はある程度で見切りをつけてしまい、科目のトータルで合格最低点を超えることを目指すのです。
そのためまずやるべきことは科目ごとにコスパを重視した目標点数を決定すること。
例えば、科目によって特徴が違います。
- 現代文や数学は短期間で伸びにくく、やれば伸びる保証がない
- 物理や英文法は短期間で伸びやすく、やれば伸びる目途が立つ
現代文や数学は得点がとれるようになるには長時間必要になる上、人による伸び方がちがいます。
いわゆる”センス”というやつで、人によってコツをつかむのが早かったり遅かったりします。
一方、物理や英文法は勉強した分だけ点数に直結しやすく再現性が高めです。
科目の特性やその人の得意不得意を踏まえて目標点数を決定します。
1年で東大に逆転合格した実例
私の東大冠模試の成績がどのように推移していったか紹介します。
目標点数を以下のように設定していました。
英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | 合計 |
70 | 45 | 35 | 40 | 40 | 230 |
KENTEN
現代文や数学が伸び悩んでいたので、その失点分を比較的伸びがよかった理科でカバーすることで合格最低点をクリアする戦法をとりました。
当時の私が実際に受けた模試結果です。
まとめるとこんな感じです。
判定 | 合計 | 英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | |
7月東大入試プレ(代ゼミ) | D | 172 | 53 | 48 | 41 | 18 | 12 |
8月東大即応オープン(Z会/河合) | D | 147 | 44 | 51 | 29 | 16 | 7 |
11月東大入試実戦(駿台) | B | 185 | 80 | 36 | 23 | 27 | 19 |
KENTEN
伸びにくい数学や国語に時間をかけず、英語や理科などのコスパのいい科目に集中することで、D判定からB判定になり、1年で東大に逆転合格ができました。
英語が想定以上に伸びたのはうれしい誤算でしたね。
1年で東大に逆転合格するにはやり遂げる意志力も重要
あきらめなければ可能性は全然ある
E判定・D判定からでも合格する可能性は十分にあります。
試験本番までに間に合えばいいのです。
ただ、その判定結果を見てあきらめてしまったり、やみくもな学習計画をたてると受かるものも受からなくなってしまいます。
現状のペースでは不足しているのだと、冷静に受け止めて学習計画を見直したり、計画をやり遂げることに集中しましょう。
心が折れそうになったらやること
東大合格体験記読む
東大合格体験記、それも逆転合格したものを見るのがオススメです。
そして自分の合格を強く想像し、信じるのです。
誰もが共通して合格をつかむまでは不安で仕方なかったし、思うように成績が上がらない経験をしています。
それでも最後まであきらめずにひたむきに努力したひとだけが最終的に合格を勝ち得ています。
一人で悩まない
ぜひ周りの友人や先生、家族など信頼できる人に相談をしましょう。
自分ひとりで考えてしまうと、どうしても悪い方向に考えてしまい、客観的な視点を失いがちです。
人に話すことで、状況を言語化するので、冷静に客観的に見つめなおすこともできます。
まとめ:1年で東大に逆転合格する上で大事な2つのこと
- 東大受験の合格最低点は2次で5~6割(理Ⅲは6~7割)でよい
- 苦手科目があっても、失点を得意科目でカバーできる
- 合格パターンには「一点集中型」、「バランス型」、「コスパ重視型」がある
- 苦手科目があっても「一点集中型」、「コスパ重視型」であれば合格可能である
- 得意・不得意科目の状況や、伸ばせる特性を分析して自分のパターンを考えよう
- 逆転合格を目指すなら「コスパ重視型」がオススメ
- 諦めないことが重要なので合格体験記を読んだり、相談しよう
コスパ重視の目標設定
残り少ない時間で東大に逆転合格するには、効率のいい勉強をする必要があります。
得点が伸びやすい科目に時間を費やし、逆に伸びにくい科目はある程度で見切りをつけて、トータルで合格最低点を超える戦略です。
そのためまずやるべきことは科目ごとにコスパを重視した目標点数を決定することです。
やり遂げる意志力
1年で東大に逆転合格するには計画を着実にやり遂げる意志力も重要です。
逆境のなかでも最後まであきらめず、粛々とやり続けられる人が合格をつかめる人だからです。
特に入試までの少ない時間でプレッシャーがかかり、模試の判定もよくないとなると精神的に心が折れそうになるはずです。
合格体験記を読んだり、信頼できる人に相談に乗ってもらうのがよいでしょう。
ズバリ、信頼できる相談先がここです↓
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KENTEN
東大受験からしばらく経ちますが、自分が高校生の頃に東大毎日塾があったら間違いなく利用していました。
東大毎日塾なら東大受験の成功者である東大生が多数在籍。
ひとりひとりに最適な逆転合格のプランを一緒に考えてくれるし、必ずやり遂げられるように徹底的にフォローしてくれます。
東大に合格するにはその道の成功者である東大生に教えてもらうのが一番の近道です。
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まだ迷ってる人へ
逆転合格って華やかだから目立つけど、実際は東大に合格する人は高1からコツコツ勉強してきた人がほとんどです。
それはひとえに、逆転合格しようとしても効率的な勉強ができずに時間オーバーになってしまう人が多いから。
時間の制約が厳しい東大受験で逆転合格するには、効率的な戦略を立てるための行動を今すぐ起こすことが重要です。
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