どうも!東大毎日塾のうっちーです!
今日は「地学基礎の超具体的な勉強法&おすすめの参考書」ということで、累計指導実績1,000人以上の東大毎日塾を運営している僕が解説します。
皆さんがご存知の通り、地学は大学受験においてマイナー科目です。
ところが、共通テストでは、他の理科基礎科目よりも点数が取りやすいことが、過去のデータからも分かっています。

ですが、皆さんの中には

- 学校に地学の先生がいない
- 参考書の情報がなく、おすすめの参考書もわからない
- そもそも、地学基礎の勉強方法がわからない
という悩みがある人もいるかもしれません。
そこで、今回は地学基礎の勉強方法とおすすめの参考書についてお伝えしていきます!
動画で解説もしているので、動画で見たい方はこっちを見てください👇
見たい場所に飛べる目次
地学基礎とは
まず、結論から言うと、地学基礎選択は不利ではありません。
なぜなら、暗記量も計算量も他の理科基礎科目に比べて少ないからです。
それゆえ、短期間で対策をすることができるので、非常にコスパの良い科目と言えます。
次に、そもそも地学基礎ってどんな科目なの?と思う方に向けて地学基礎について1から解説していきます。
地学基礎とは、地球に関する現象を扱う科目です。
「いやいや、ざっくりすぎてよくわかんない!」と思いましたよね。
具体的に言うと、
- 地震はどのように起こるのか
- 地球の内部はどうなっているのか
- そもそも地球はどのように誕生したのか
こんなことを勉強することで、地球で起こる現象を説明できるようになることがゴールの科目です。
ここまで聞いて、「面白そう!地学基礎選択で行こうかな!」と思った方へ1つ注意点があります。
それは、地学基礎を選択できる大学、学部が限られるということです。
また、冒頭でも触れたように「学校に地学の先生がいないんですけど」っていう人もいると思いますが、問題ありません。

東大毎日塾
うっちー
参考書と過去問をやりこめば点数が取れる科目ですので大丈夫です!
地学基礎の勉強法4STEP&おすすめの参考書
地学基礎の特徴をお話ししてきましたが、ここからは勉強の仕方について解説していきます。
地学の勉強の大枠はこちらの4ステップです。
ステップ1:全体を掴む
ステップ2:インプット
ステップ3:アウトプット
ステップ4:演習を積む
それぞれ順番に見ていきましょう!
①全体像を掴む
まずは地学基礎で学習する内容についてみていきましょう。
このように5つの分野に分かれています。
- 活動する地球
- 地球の構造
- プレートの運動
- 地震
- 火山
- 移り変わる地球
- 地層の形成
- 古生物の変遷と地球環境
- 大気と海洋
- 地球の熱収支
- 大気と海水の運動
- 地球の環境
- 地球の環境
- 日本の自然環境
- 太陽系と宇宙
- 太陽系と太陽
- 宇宙の誕生
この全体像を掴む段階でのポイントは、理屈を理解することです。
例えば、エルニーニョ現象って聞いたことありますか?
どんな現象でどんな変化をもたらすのか説明できるでしょうか?
このエルニーニョ現象は、熱帯太平洋で見られる気候変動の現象のことで、これが発生すると、熱帯太平洋の東部で海面水温が平年より高く、西部では低くなります。
この水温の変化によって、対流活動が東に移動し、インドネシアや南米の北部で平年より雨が少なく暖かくなるんです。
こんな感じで、現象を丸暗記するというより、なぜその現象が起きるのか?どう変化するのか?といったことを流れで抑えるようにしてください。
ここまで聞いて「え!なんかめっちゃ複雑そうだし難しそうだな」って思った人、安心してください。
なぜなら、地学基礎は出る問題が限られていて、さらに分野も絞られているからです。
過去問を演習していくと分かるのですが、出やすいパターンも決まっているので、「なんだ、意外といけるじゃん」となると思います。
おすすめの参考書
このフェーズでのおすすめの参考書はこちらです。
この「きめる!共通テスト地学基礎」で、基本的な知識は完成させられます。
独学でも1週間で全範囲を終わらせられるほど、わかりやすくまとめてありますので、まずはこの1冊をやり込みましょう。
②インプット
地学基礎の全体像を掴めたら、次はインプットに進みます。
このフェーズでの目標は全部で3つです。
①用語の意味と因果関係を正確に理解する
②用語と理屈をグラフィックと結びつけてイメージできるようにする
③表や図なども活用し、まとめて覚える
まず1つ目の「用語の意味と因果関係を正確に理解する」です。
例えば、「示相化石と示準化石のちがい」を明確に説明できるようになる必要があります。
少し解説すると、示相化石っていうのは、地層が堆積した当時の環境を示す化石のことで、アサリやサンゴのことを指します。
そして示準化石は、地層が堆積した年代を示す化石のこと。
わかりやすい例でいうと、アンモナイトが代表的です。
一見、示相化石と示準化石って文字だけで見ると混乱してよくわからないってなりがちなんですが、こういう細やかなポイントで差がついてくるので、必ず抑えるようにしてください。
おすすめの参考書
次に2つ目の「用語と理屈をグラフィックと結びつけてイメージできるようにする」は、フォトサイエンス地学図表や、ニューステージ地学図表を参考に理解を深めていきましょう。
地震やプレート運動などをイメージできるようにして、絵を描きながら人に説明できればバッチリです!
③アウトプット
そして3つ目の「表や図なども活用し、まとめて覚える」について。
地震が発生した時に先に揺れを感じるのはP波かS波、どちらかという問題があります。
これめちゃくちゃ混同しやすくて、皆さんがよくつまずくポイントなんです。
こういう時は、このようにイメージで覚えるといいと思います。
早くて揺れが弱いのがP波で、遅くて揺れが強いのがS波ってイメージしやすくなりますよね。
ぜひ参考にしてみてください。
基本的なことがインプットできたら、次はアウトプットに移ります。
このフェーズでは、次の3つのことを目標にやっていきましょう。
- 知識の定着
- 問題の傾向を理解する
- リード文や資料から必要な情報を抜き出し、知っている知識と結びつける
そして、差がつくポイントは、溶岩ごとの違いや地質年代などです。
地層図をみて、どういった岩石が含まれているのかや、どのような過程を経て形成されていったか、アウトプットできるようにしてください。
おすすめの参考書
このフェーズでのおすすめの参考書はこちら。
この書き込みサブノート 地学基礎では、豊富な図と詳しい解説がついていて、要点を穴埋めしながら覚えることができます。
特に、用語がなかなか覚えられない人にはおすすめです。
④演習
ここまできたら、あとは演習をひたすら繰り返すのみです。
このフェーズでは、次の3つのことを意識してください。
- 身につけた知識が問題で出された時に使えるものになっているかを確認する
- 出る問題のポイントを把握する
- 自力で回答を見ずに解く→解説をしっかり読み込む
また、それほど多くはありませんが、計算問題も出題されます。
- 地球の円周の求め方
- 大森公式の計算
- 太陽定数などの地球の熱収支の問題
このような問題がよく出題されますので、解けるように演習を繰り返しましょう。
おすすめの参考書
そして、おすすめの参考書はこちらです。
ここまでインプットしてきた知識を、得点に結びつける練習をガンガンしていきましょう!
この共通テスト総合問題集 地学基礎は、解説がめちゃくちゃわかりやすいのがポイントですので、まずはこの1冊をやりこむようにしてください。
地学基礎の勉強効率をあげるために
ここまで、地学基礎の特徴と勉強方法を解説してきましたがいかがだったでしょうか?
内容を簡単におさらいすると
- 地学基礎は、非常にコスパの良い科目で身近な地球の現象について学ぶことが出来る
- 暗記量も少なく、計算問題もさほど難しくなく、得点がとりやすい
- まずは全体像を掴んで細かい知識をインプット→問題集でアウトプット
- その後は、演習を繰り返して解説を読み込みながらインプットとアウトプットを繰り返す
このようにきちんと勉強して、演習を繰り返し安定して9割獲得できれば、合格にググッと近づきます!!!
この記事ではあくまで一般的な(考え方/戦略/勉強法)をお伝えしたのですが、実際にやるべきことは今の科目別の成績や学習状況によって全然変わってきます。
- 今使っている教材
- 学校の授業進度
- 模試の成績
- 志望校の出題傾向
などを全て考慮した上で自分にぴったりの学習計画、勉強法を考える必要があるんです。
これって、めちゃくちゃ難しいですよね?
そんな方は東大毎日塾をぜひ頼ってください!
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