赤本と青本の違いって何?
どっちを使えばいいの?
青本の方が赤本より解説の質が高いのでおすすめです.
一言で違いを言うと,こんな感じ.
・赤本はよくある普通の過去問
・青本は駿台のプロ講師が書いたスゴイ過去問
簡単な比較表↓
赤本 | 青本 | |
---|---|---|
解説の質 | 普通 | 高い |
掲載年数 | やや多い | やや少ない |
値段 | やや安い | やや高い |
掲載大学 | ほぼ全て | 難関大のみ |
僕は青本をメイン使って,現役で東大に合格できました.
その経験も踏まえて,赤本,青本の特徴をお伝えします.
この記事でわかること・青本を使うべき人,赤本を使うべき人
・青本,赤本以外のオススメ過去問
・過去問を120%活用する勉強法
見たい場所に飛べる目次
赤本と青本の違い
一言で違いを言うと,こんな感じ↓
- 赤本はよくある普通の過去問
- 青本は駿台予備校の英知が詰まった高クオリティの過去問
以下,具体的に説明します.
赤本のメリット
- ほぼすべての大学の過去問がある
- 掲載年数がやや多い
- 安い
ほぼ全ての大学の過去問がある
「赤本に載ってない大学はないんじゃないか」ってくらいいろんな大学の過去問があります.
逆に,青本には難関大学の過去問しかありません.
掲載年数がやや多い
例えば,東大の場合
- 赤本は7年分
- 青本は5年分
と赤本の方が掲載年数が多いです.
赤本は少し安い
例えば,東大の2020年版の場合,以下の通りです.
1冊の値段はほぼ同じですが,掲載年数を考えれば,1年あたりの値段は赤本の方が少し安いですね.
赤本のデメリット
赤本のデメリットは,ずばり「解説があっさりしている」ことです.
これが唯一にして最大のデメリットなんだ…
いろんな大学の過去問を手広く出版している分,やはり解説の質は青本には届きません.
特に数学では「どうやってその解法が思いつくのか」が重要ですよね?
赤本ではその辺の解説が雑で「解答ありきだな」と感じることが多かったです.
赤本を使う人は納得できなければ,人に聞きながら勉強する必要があるでしょう.
青本のメリット
青本のメリットは「解説のクオリティが高い」ことです.
赤本のデメリットの裏返しですね(笑)
やっぱり,駿台予備校のプロ講師が執筆しているだけあります.
数学でいえば
- その解法を思いつくまでのプロセス
- 豊富な別解
国語でいえば
- 誤りの選択肢がなぜ誤答なのか
- 記述に含めるべき要素の検討
など,解説が詳しく,質が高いと感じることが多かったです.
青本のデメリット
- 難関大学しかない
- 掲載年数がやや少ない
- やや高い
駿台のプロ講師が解説を書いてるだけあって,難関大学しかありません.
全ての大学の解説を書いてたら,とてもじゃないけど,手が回りませんよね.
掲載年数や値段については赤本の章で話した通りです.
赤本よりも青本がオススメ
これまで話したことをまとめるとこんな感じ↓
赤本 | 青本 | |
---|---|---|
解説の質 | 普通 | 高い |
掲載年数 | やや多い | やや少ない |
値段 | やや安い | やや高い |
掲載大学 | ほぼ全て | 難関大のみ |
掲載年数や値段といった些細な違いに比べて,解説のクオリティが高い青本が強すぎるので
- 志望大の取り扱いがあれば青本
- なければ赤本
を使えばよいと思います.
Amazon以外でも買えます.下のリンクから大学名を変えて検索してください.
青本をべた褒めしてますが,赤本がダメなわけじゃないですよ.
個人的に青本の解説が優秀だと感じているだけで,赤本も普通に過去問として使えます.
上の難関大学以外を志望する方は赤本しか選択肢がないので,今すぐ買ってしまいましょう.
下のリンクから大学名を変えて検索してください.
赤本,青本以外の過去問「25か年」とは
実は「赤本」「青本」以外にも大学入試の過去問があるんです.それが「25か年」.
その名の通り,25年分の過去問を掲載してます.(大学によって20年だったり15年だったり)
- 科目別でボリュームがすごい
- 解説の質は赤本と青本の間くらい
- 難関大のみ(下の写真参照)
圧倒的に演習量を積めるので「過去問演習はやれるだけやりたい!」という人にオススメ.実際僕も使ってました.
大学名を変えて検索してください↓
赤本,青本,25か年を組み合わせた過去問勉強法
僕は「青本」「25か年」「赤本」を全て使って勉強していました.
年度によって使い分ける
- 最近の過去問は解説の質の高い「青本」
- 昔の過去問は「25か年」
というように使い分けていました.
こうすることで,それぞれの特徴を最大限生かすことができます.
解答を見比べる
記述問題は「青本」「赤本」「25か年」それぞれ微妙に解答が違うので,お互いに見比べて,解答に必要な要素を見極める練習をしていました.
特に
- 国語の現代文
- 英語の要約問題
- 数学の別解
に関しては複数の過去問を見比べたことで力がついたと感じています.
全部そろえると高くなかった?
一冊2000円くらいの投資で合否が決まると思えば,安いもんだよ.
複数そろえておくことで質の高い過去問演習ができるので,3つ買ってしまうのもありですよ.
最低限,どれか一つは買っておくべきです.
を買いましょう.
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東大受験生必見「青本×25カ年」という最高の過去問
僕が受験生のころはなかったのですが,東大受験生に最高の過去問を駿台が出版してました!
それが東大入試詳解25年.
- 青本の高クオリティの解説
- 教学社の25カ年の量
その両方を兼ね備えた最高の過去問です.
僕が受験生なら迷わず買います.
赤本より,青本より,教学社の25カ年より,これ一択です.
いいなぁ,今の東大受験生は(´Д`)
結局,何を買うべきかまとめ
を買いましょう.(解答を比較するために複数買うのもオススメ)
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