国語の現代文をどうやって勉強すればいいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
国語は、英語や数学と比べて、点数を伸ばしづらい科目だといわれています。
理由としては、知識そのものを直接問われることが少ないということが挙げられます。
そのため、国語の勉強をする際の大前提として、模試や試験の結果に一喜一憂しないことが大切です。
大問や設問別の得点傾向を分析し、強みと弱みを把握しましょう。解説を読むときは、自分が答えを導き出した過程と比べて、次回に活かしましょう。
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高校現代文の基礎知識
評論・小説・随筆の3種類からなる
評論
筆者による論理的な主張とそこに至る道筋を理解することが求められます。
大学受験において最も多く出題される傾向にあります。
小説
人間の心情や状況描写に焦点が当てられます。
時代や人間関係などに注目し、自分が経験したことのない状況を読み解く力が求められます。
小説の中で描写されていることと自分自身の意見を混同して読み進めてしまう人が多いですが、受験においては論理的な根拠に基づいて解答する必要があります。
随筆
随筆とは、筆者の体験を軸にしながら、その背後にある主張を展開したものです。
評論と小説の読解テクニックを応用すると攻略できます。
筆者の考えを読み解いて理解する
評論・小説・随筆のすべてに共通して大事なことは、筆者の伝えたいメッセージを正確に読み取ることです。
自分の意見と切り離して、客観的な視点で文章を読むようにしましょう。
それをもとに、出題者によって求められている解答を導き出します。
読解力と解答力を高める
読解力を高めるためには、まず語彙力を向上させましょう。
豊富な語彙力を持っていれば、筆者の主張の細かい部分や登場人物の内面を深く理解することができます。
しかし、言葉を見てニュアンスがわかることと、意味を説明できることの間には大きなギャップがあります。
新しい言葉や意味があいまいな言葉を観たら、辞書で意味や例文を調べてストックしておくようにしましょう。
また読解力を伸ばすためには、背景知識を身に着けることも重要です。
そして読解力と合わせて大事なのが解答力です。
文章の内容を理解するだけではなく、設問の意図も理解することが求められます。
いろんな問題パターンに触れて、設問の背景にある出題者の意図を推察し、解法のテクニックを身に付けましょう。
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うっちー
やはり何度も繰り返すことが大事ですね！一度だけではなく繰り返して覚えなおしていきましょう！
大学受験の現代文の勉強法！
語彙力（単語）を高める
語彙力は文章の読解力を高めるためには必要不可欠な要素ですが、日々の地道な積み重ねが必要です。
なぜなら、一つの言葉でも、文章の中で出会う度に意味を考え、自分でも使うことが大事だからです。
記憶に定着させるためにも、長い時間をかけて少しずつ語彙力を豊かにしていきましょう。
主語・述語を意識する
日本語では主語が省略される文章が多いですが、文脈から主語を補って理解するようにしましょう。
特に複雑な構造の文章や長い文章では、主語と述語に着目することで、文章構造を正確にとらえることができます。
接続詞も意識する
筆者の主張を知るために大事なのは、論理構造を見抜き、それぞれの段落ごとに何を言いたいのかをつかむことです。
そのために不可欠なのが接続詞です。
接続詞に注目することで、文章の構造を速く正確に把握することができます。具体例は以下の通りです。
「つまり」「要するに」筆者の主張が要約されて述べられます。
「しかし」筆者が特に強調したい内容が述べられます。
「例えば」具体例が続き、筆者の主張をサポートします。
「ところで」話題が変わります。
解けた問題も復習する
国語は復習しても意味がないと思っている人が多いかもしれませんが、成績を上げるには大事なステップです。
現代文の記述問題は特に、自分の手ごたえと、実際の解答との間にギャップが生じることがよくあります。
解きっぱなしにしてしまうと、言葉の理解や使用法が誤ったままになってしまいます。
問題を解いた後は、解説をしっかり読んだり、自分の文章を添削してもらったりして、次に備えましょう。
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うっちー
国語も復習することは大事です。文章の添削をすることも忘れずにしていきましょう。
現代文の正しい定期テスト対策
教科書を読み直す
まずは、教科書のテスト範囲の文章を丁寧に読みましょう。
ある程度内容を頭に入れておくことで、解答の根拠を探したり、記述を抜き出したりするときに一から文章を読む人よりもリードできます。
復習としては、意味があいまいな言葉を調べ、文章の内容を要約しておくといいでしょう。
長文を読み込む習慣は大学入試にも役立ちます。
この経験を通じて、どこに着目して読めばいいか知ることができるので、読解力を養うことができます。
自分の間違える問題の傾向を知る
定期テストは自分の知識量や得意・不得意を知ることができる良い機会なので、返却されたら復習しましょう。
単語や背景知識を間違えたのであれば、もう一度調べてインプットしてください。
読解問題を間違えた際は、自分の解答の根拠と正しい解答の根拠を比べて、間違えの傾向を分析しておきましょう。
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自分の傾向をすることも大事です。丁寧に取り組んでいきましょう。
国語の共通テスト対策
正答率を上げるために大切なこと
共通テストの国語では、読解力と思考力、情報処理能力が試されています。
まずは、短い解答時間の中での文章量の多さをいかに攻略できるかがカギとなります。
そして、「複数テキスト」形式が多く見られることも一つの特徴です。
いくつかの文章を読んで、膨大な情報を処理し、それらの関連性を見抜く力が必要とされます。
また、共通テストの国語では一つの問題の配点が非常に高いため、明確な根拠を基にして確実に正解を選ぶことが重要です。
マークシート方式のコツ
共通テストの国語では、選択肢が長いことが特徴ですが、うまく活用すれば解答を選びやすくなります。
選択肢は、比喩や指示語を使って本文の表現を言い換えていることが多くあります。
そのため、選択肢をいくつかに区切り、解答として必要な要素が正しく含まれているか見てみましょう。
すると、いくつかの選択肢を消去することができます。
次に、解答が問題文の求めている形に答えているかに着目してください。
本文内容、設問、選択肢のそれぞれを丁寧に読んで理解することで、正しい答えを導き出すことができます。
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共通テストの国語では１つ問題の配点が非常に高いので、丁寧に解いていくことが大切です。
新聞を読むことは現代文の攻略に繋がる？
新聞を読むことは語彙力や背景知識を身に着けるという点では効果的な習慣です。
新聞を流し読みするのではなく、丁寧に読むことを心がけてください。
とくにおすすめなコンテンツは社説です。短い文章の中で、幅広い語彙や表現を学習することができ、筆者の主張を読み取る訓練にもなります。
ただ、新聞を読んで短期間のうちに現代文の点数を上げることは難しいので注意してください。
時間が限られている場合は、自分に合った問題集や参考書を使って、効率的に学習しましょう。
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うっちー
新聞を読んだことがない方もいるかと思います。これを機に新聞をじっくり丁寧に読んでみましょう。
まとめ
国語に苦手意識を持っていたり、いつもフィーリングで解いていたりする人が多いようですが、解き方が分かっていれば継続して高得点を取ることが可能です。
論理構造や語彙・単語などを固めたうえで、演習問題をたくさん解いていきましょう。
国語で培った読解力や思考力は他教科にも役立ちます。日本語だからと言って侮らずに、少しずつ勉強を進めていきましょう。
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