浪人生は現役時代よりも自分で勉強をマネジメントする「主体性」が求められますし、より具体的な戦略が必要になってきます。
春先には「今から準備すれば私立なら早慶、難関国公立大学もいける!」と思っていても、夏頃には「なかなか勉強に身が入らず伸びない」と焦り始め、秋になって「勉強しているけど手応えがない」とさらに焦り、冬になって「二浪や次の浪人生活が見えてくる」といった最悪の事態が待っているんです。
こういった末路を辿りたくないですよね。
それもこれも、根本的に受験対策を見直さなかったことに原因があります。
しかし、これらをなかなか見抜くことが難しいのが浪人生の辛いところです。
本記事では、浪人がつらいのは前提として、逆転合格に向けたアクションプランを具体的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
浪人がつらい場合に取り組むべきこと5選
では、ここからは浪人がつらい場合に取り組むべきことを5つご紹介します。
- ①浪人してでも達成したい目標や将来の自分を明確にする
- ②サボる計画を立てる
- ③合格までの長期計画を立て直す
- ④自分に合った「浪人用の勉強習慣」を作る
- ⑤勉強が継続できる環境を作る
それぞれのアクションプランを順番に見ていきましょう。
浪人してでも達成したい目標や将来の自分を明確にする
逆転合格するために今すぐやるべきこと1つ目は「浪人してでも達成したい目標や将来の自分を明確にする」ということです。
これは、簡単なワークだと思って取り組んでみてください。
なぜかというと、目標や将来の自分を想像した上で勉強をすることで、よりモチベーションが上がって勉強効率が上がることが分かっているからです。
実際に「なぜわざわざ浪人しようと思ったのか」を一度考えてみましょう。
そして『いきたい大学』と『浪人してでもやりたい10年後の目標』を思い描いてみてください。
おそらく、
- 最高レベルの研究環境が揃っている大学で、興味がある分野の研究に没頭したい人
- 官僚や政治家になるために、卒業生が多くいる東大を志望している人
- いい大学に行けば平均年収も上がると聞いて
- 自分がいける中でもっと上を目指したいという人
このように様々な理由があるかと思います。
なお「お金のことを目標にしちゃっていいの?」と思う人もいるかもしれませんが、生きていく上で大切なことであるため、もちろんOKです。
実際に、難関大学に行くほど平均年収が高くなる傾向にあることが調査でも分かっているため、お金を目標にするのも全然ありだと思います。
このように、浪人する人にまず初めにやって欲しいことが「目標を明確にする」ということですが、今みなさんが想像したように「自分はどうなりたいか?」ということを改めて考えることは非常に大切です。
さらに効果があるのが、身近な人にその目標を伝えるということです。
これはパブリックコミットメントという心理学的テクニックでよく知られていますが、目標を宣言することで、目標達成に向けた様々な効果があります。
たとえば、目標を達成するために高いモチベーションを維持できることだけではなく、周りに宣言することで、家族も「あの大学に行って〇〇がやりたいならサポートしなきゃ」という形で、目標達成への空気感も大きく変わります。
また、人の心理には「自分の主義主張や態度が一貫していると安心する」という特性があるため、より勉強にも熱が入ります。
そのため、この機会にぜひノートの1ページやコピー用紙などに、ペンでこれらのことを書き出してみましょう。
- 10年後どうなっていたいかといった将来の自分の姿
- 第一志望の大学と学科
- 第二志望の大学と学科
- 第三志望の大学と学科
そして、この紙を常に目の見えるところに張り出しておいて、ご家族や仲の良い友人、メンターなどに宣言していきましょう。
こうすることで、一緒に勉強する仲間もサポートしてくれるようになりますし、自分自身の勉強のモチベーションが上がるようになります。
少しつらいことかもしれませんが「将来には絶対に役に立つこと!」という良い機会だと思って、ぜひチャレンジしましょう。
②サボる計画を立てる
浪人生が逆転合格するために今すぐやるべきことの二つ目は「サボる計画を立てましょう」ということです。
「いやいや、浪人生なんだからサボっちゃダメでしょ」と思うかもしれませんが、浪人生こそサボるチートデイを設けて欲しいと思っています。
チートデイとはサボる日のことを指していますが、ポルトガルカトリック大学の研究では、
チートデイを設けた人の方が目標の達成の確率が高まったということがわかっています。
浪人することが決まった直後は勉強にやる気が出ていて、毎日休みなく勉強を続けて勢いをつける人もいます。
そのままの状態をキープできる人もいることは事実ですが、そう言った休みなしの生活を送っていると多くの人は息切れを起こしてしまうんです。
例えば、4月にはやる気に満ち溢れていたけど、だんだん疲れやストレスが出てきてしまい、7月8月の夏頃になるとやる気がなくなって勉強習慣が崩れて、そのまま冬に突入して焦ってしまうという人を何度もみてきました。
疲れやストレスが溜まって取り返しがつかなくなる前に休みを確保することで、勉強のパフォーマンスを下げないようにする必要があるんです。
ただ、そうはいっても「浪人しているのに休憩なんてしてたら恥ずかしい」とか「援助してもらっている親に申し訳ない」という罪悪感が働いてしまう気持ちもよく分かります。
もちろん、ずっと息抜きをしていたらダメです。ただ、用法用量を間違えなければ息抜きは良い勉強への活力になるんです。
例えば1ヶ月のうち、半日くらい休んだとしても大きな影響はありません。
1ヶ月のうち、半日となる5時間ほど休んだとしましょう。2ヶ月で10時間ほど、1年間では60時間分で勉強時間で言うと大体6日分程度です。
その程度だったら、1週間でも早く勉強を始めてしまえば、休みを入れたとしても勉強量としては全然プラスになります。
こういった感じで、たまに休憩や息抜きを取ることは勉強へのモチベーションに対してもプラスに働くので、しっかりとサボる日を取り込んだ計画としていきましょう。
ただ、しっかりと「計画的」に休みを取り入れるようにしてくださいね。
あらかじめ計画に休憩を盛り込んでいないとあまり意味がなく、目標達成率アップの効果も得られにくくなってしまいます。
休憩の取り方は自分の好きなもので問題ありません。
運動をしても良いですし、ストレス発散のためのカラオケや、音楽を聴いたり映画を見たりするのも大丈夫です。
僕としては、食事の時間を1日の息抜きとすることをおすすめしています。
家族や友人と話すことで、応援してくれる人と関わるほうがモチベーションが上がるようになります。
また、特に浪人生として一番良くないことは「まだまだ時間があるから今日は休憩でいいか」とか「明日から本格的に頑張る!」といったように、本気の勉強スタートが遅くなることです。これだけは絶対に控えましょう。
受験は、とにかく早くスタートを切ることができた人が勝つゲームです。
浪人生から夏休み頃に相談されることもあるのですが、共通テストまでの期間が残り半年を切っているような時期に相談を受けても
「今からその志望校を目指すには手遅れです・・・」
ということだってよくあるんです。
まだ勉強を始められていない人は、今すぐに勉強の計画を立てるようにしていきましょう。
合格までの長期計画を立て直す
浪人生が逆転合格するために今すぐやるべきことの三つ目は「合格までの長期計画をもう一度立て直す」ということです。
本記事を見ている浪人生は、現役時代に長期的な計画や戦略をしっかり立てていましたか?
そしてそれを忠実に実行できていましたか?
浪人することになったのであれば、その長期計画や戦略は残念ながら合格できるものではなかったということです。
合格に直結する長期計画を立てる際には、これからお伝えする2つのステップで成績が伸びる戦略を立てることができます。
- ステップ1:自分専用の学習戦略を設計する
- ステップ2:具体的な学習プランに落とし込む
この2つです。
自分専用の学習戦略を設計する
自分専用の学習戦略とは、ズバリ成績を上げるために現状を分析した上で「いつ」「何を」「どのように」やっていくべきかを明確にすることです。
そして、学習戦略を考える上で意識すべきポイントは下記の4つです。
- ①分野ごとの優先順位
- ②科目ごとの優先順位
- ③志望校の配点
- ④目標点と現状のギャップ
これから、具体例を挙げながら説明していきますね。
戦略のポイント①分野ごとの優先順位
勉強をする上で、各科目、各単元ごとに優先順位をつけないといけません。
例えば英語であれば、という順番が大切だったりします。
- まずは単語や文法といった基礎を固めた上で精読に入る
- その上で長文読解や英作文をやっていく
なぜかというと、単語や文法の基礎が固まっていないと長文は読めないですし、英作文も書けないからです。
この順番を無視して、単語や文法などの基礎が身に付いていない状態で長文の勉強ばかりしても全然伸びないなんてこともあります。
また数学であれば、他の分野との関連性が低い「確率」や「データ分析」よりも、様々な分野に使う「微分積分」や「二次関数」、物理にも関わる「三角関数」のほうが優先順位が高いんですね。
こういった他の科目や分野との関連性も含めた優先順位を知らずに勉強していると、知らず知らずのうちに苦手が積み重なってしまいます。
その結果「苦手がたくさんあるけどどこから手をつけたらいいかわからない」という状態になってしまうんです。
なので、分野ごとの優先順位を把握した上で、「どの科目、どの分野から勉強すべきか」という戦略を考えることが大切です。
戦略のポイント②科目ごとの優先順位
分野ごとの優先順位と同じように、科目ごとの優先順位も勉強する上では大切になってきます。
結論としては、浪人初期ほど英語数学国語を優先して、徐々に理科や社会の優先順位を上げていくのがおすすめです。
理科社会は比較的暗記の要素も強く、今の勉強の成果が1ヶ月後の模試の結果に現れることもあるのですが、英語、数学、国語(特に現代文)は勉強の成果が現れるのに半年以上かかることもよくあります。
だから、まずは時間のかかる英語数学国語を優先した方が良いのです。
戦略のポイント③志望校の配点
志望校合格までの学習計画を立てるためには、その志望校に受かるために必要な点数を把握することが必要になります。
目標から逆算することで、年間スケジュールのゴールが明確になるので、合格までの勉強量や勉強の方向性、選ぶべき参考書の難易度がわかってくるようになります。
だからこそ、計画を立てる前に志望校の配点を知る必要があるわけですね。
計画を立てるときに調べる必要があるのは、
- 共通テストと二次試験の各科目の配点
- 合格最低点と合格平均点
- 足切りがあるかどうか
といった点です。今回は僕が東大理系なので、その配点をもとに話を進めます。
まず、こちらが東大に関する共通テストと二次試験、最終的な合計点の配点となります。
2024年度入試からは情報も入ってくるので少し変わってきますが、わかりやすく説明するために、これまでの入試制度で説明します。
共通テスト※ | 2次試験 | 合計 | |
英語 | 200→24 | 120 | 144 |
数学 | 200→24 | 120 | 144 |
国語 | 200→24 | 80 | 104 |
理科 | 200→24 | 120 | 144 |
社会 | 100→12 | – | 12 |
合計 | 900→110 | 440 | 550 |
(引用:https://www.toudain.com/entry/study-plan)
東大では、共通テストの900点満点が110点に圧縮されるので、二次試験の換算分として計算する必要があります。
これをみてもわかると思いますが、共通テストと二次試験の合計点数の550点満点中、共通テストが110点、二次試験が440点となっています。
つまり二次試験の方が配点が高く、共通テストよりも4倍の重要度があるとわかります。
これらの情報より、二次試験に向けた勉強をする中で、共通テストでも得点できるレベルの基礎力を身につけて、共通テストは入試直前の1ヶ月で形式に慣れるための過去問演習をする程度で良い。
といったざっくりとした戦略が有効であることがわかります。
さらに配点も、英語・数学・理科は国語の1.4倍の配点ですし、社会の12倍の配点なので、英語・数学・理科の3科目に力を入れるべきであることがわかります。
具体的には、1週間のうち社会を1時間勉強するとしたら、英語は12時間、数学も12時間、理科は2科目合わせて12時間勉強するべきだということです。
次に、合格最低点と合格者平均点の確認です。2021年度の東大理一の合格点はこちらの通りです。
合格者最低点 | 合格者平均点 | |
共通テスト | 699(足きり) | 789 |
合計 | 333 | 360 |
(引用:https://www.toudain.com/entry/study-plan)
先ほどもお伝えしたように、共通テストは1/4まで圧縮されるので、ここで重要視すべきは「足切り」の点数です。
年によるブレもありますが、大体750点、つまり各科目83%程度取ることを目標にしていくこととしましょう。
共通テストで750点取れた場合には、合計点数の圧縮後の点数は91.7点なので、残りの二次試験で合格最低点の333点に到達するためには241点が必要になります。
余裕を持つためにも、合格者平均点を目標にすると440点満点中、大体270点が目標になり、二次試験では各科目で大体61%前後を取る必要があることがわかります。
科目ごとに個人的な得意不得意があると思うので、各科目に置き換えてみると、二次試験の配点は例えば下記のようなものになります。
科目 | 目標点数 |
英語 | 80/120 |
数学 | 75/120 |
国語 | 40/80 |
理科 | 75/120 |
合計 | 270/440 |
(引用:https://www.toudain.com/entry/study-plan)
このように定量的な目標設定をしていきましょう。
戦略のポイント④目標点と現状のギャップ
目標点がわかったら、次は自分の分析です。今の自分の分析は、過去問を解くことで把握することができます。
もちろん、浪人生ならではのやり方ですが、今年受けていたテストを使って計算するのが一番良いでしょう。
本番での状況だとどんな結果となるのかが、一番参考になるからです。
- 共通テストの結果
- 国公立の二次試験の結果
- 私大の受験結果
を用いて、目標点とのギャップがどれだけだったのかという不足点数をこんな感じで出してみましょう。
その中でも、
- どの科目が弱くて届かなかったのか、
- 頻出問題に対してどの単元が弱かったのか
- 基礎問題ができていなかったのか、応用問題ができていなかったのか?
という点をしっかりと洗い出していきましょう。
例えば「数学が目標点数に届いていない」場合、
- 特に頻出分野となっている確率漸化式や求積問題が得点できてない
- 教科書レベルの基礎はできていたけど、応用問題や入試レベルの問題になると解けない
というざっくりとした問題点が分かったとします。
そこから「どの参考書を使えば解決できそうか?」という「勉強のやり方」に落とし込んでいくイメージです。
例えば
- 「確率漸化式や求積問題」であれば1対1対応で典型問題が解けるようにする
- 「応用問題や入試レベルの問題」であれば新数学スタンダード演習で出てくる入試レベル問題をマスターする
といった感じで細かい目標が全科目で見えてきます。
志望校のレベルや今の自分のギャップから、どの問題集をやった方が良いというのは大体決まっているので、ぜひ調べてみたり詳しい先生や塾の先生に聞いてみたりするようにしましょう。
以上をまとめると、受験で合格するための学習戦略立案のポイントは
- ①:分野ごとの優先順位
- ②:科目ごとの優先順位
- ③:志望校の配点
- ④:目標点と現状のギャップ
となります。
これらを総合的に考えて受験本番までに「いつ」「何を」「どのように」勉強するかを考えていく必要があるのです。
そのため、次にやるべきステップが「STEP2:具体的な学習プランに落とし込む」ことです。
ステップ1で立てた学習戦略をもとに、日々やるべき具体的なタスクを考えていきます。
数学を例に説明します。
例えば、下記の感じで現状分析ができているとします。
- 数学は目標点数まで35点足りていない
- 特に数列、確率で得点できていない
- このうち、確率は頻出分野
- 全体として教科書レベルの基礎はできているが、入試問題が解けない
であれば、やるべきタスクはこのように導き出せます。
- 「1対1対応」で典型問題を解けるようにする(苦手分野の数列、確率から)
- 「新数学スタンダード演習」で入試レベルの問題を解けるように(頻出分野の確率から)
- 「青本」で本格的な過去問演習
上記のような感じです。
なお、参考書名を出しましたが、ここは人によって全く最適解が異なるので注意してください。
そして「11月までに過去問演習に入るためには7月には入試レベル問題集に入る必要があるな」という感じで逆算的に考えて、「いつまでに」それぞれの問題集を終わらせるかを考えていきます。
これと同じことを、数学以外でも全科目でやっていくと年間単位の学習プランができます。
この年間スケジュールをもとに、各月ごとにやるべきことのノルマを決めていきましょう。
週間計画の全体像は下記のイメージです。
具体的な説明のために一部をピックアップ
例えば、7月までに完成させると考えると、
- 7月までに『1対1対応』を3周は終わらせたいから、一周目は5月までに終わらせよう
- その場合、100ページある『1対1対応』は1ヶ月あたり50ページやる必要がある
- だから毎日2ページくらいをノルマとして進めていこう!
という形で作っていきます。
この計画を作るにあたって大切にしておいてほしいことが、「学習で得たい成果」を言語化してその問題集を「どのように使うのか」ということも考えておくことです。
例えば、「今は解法パターンの定着を目指しているから、例題は5分考えてわからなければ解答を見てスピード感を持って何周も回すことを意識しよう」
のような感じです。
ここまで長期的なプランと短期的なタスクを具体化して初めて、日々の勉強を効率的に進めることができます。
また浪人生の場合には「特に基礎をしっかりと固められる計画としましょう」とアドバイスをしています。
浪人生は特に時間の使い方に自由度が高いことから、基礎をしっかりと固めるための時間も十分にあることが多いです。
しかも、浪人生自身は「基礎は現役の時やったから十分」と思っていても、意外と疎かになっているケースも多く、その基礎力不足が後々の伸び悩みに繋がるのです。
そのため、4〜7月ごろはこれまで説明してきた分析に則って、不足していた基礎部分を再度復習したり、苦手な分野の基礎を重点的にやり込むことが大切になります。
また、浪人生が計画を立てるときには、多くの場合「甘えてしまって計画通りにやらない人」と「しっかりと計画通りに実行する人」に分かれてしまいます。
どちらが結果に繋がるかというと、明らかに「しっかりと計画通りに実行できる人」です。
計画は立てて終わりではないので、計画の達成度評価、問題集の定着度チェックをした上で、毎月計画の見直しをしていきましょう。
自分に合った「浪人用の勉強習慣」を作る
浪人生が逆転合格するために今すぐやるべきことの四つ目は「浪人生用の勉強習慣を作る」ということです。
浪人生になると特に勉強習慣が崩れがちです。
学校に行くことがないため、起きる時間や寝る時間が崩れがちになります。
ただ、勉強を効率よく進められるかどうかは、1日の勉強スケジュールの組み方によって決まるといっても過言ではありません。
ということで、生活リズムを整えるために、浪人生にとって理想的な1日のスケジュールを紹介したいと思います。
理想的な1日のスケジュールはこんな感じです。
- 7時〜9時 起床&朝勉
- 9時〜12時 午前の勉強
- 12時〜13時 昼食
- 13時〜18時 午後の勉強
- 18時〜20時 夕飯
- 20時〜22時 夜の勉強
- 22時〜 自由時間・就寝
健康的な生活のためには、普段から8時までには起きるように心がけると良いでしょう。
受験当日は朝から準備することが多くなります。
なので昼頃まで寝るような生活はせずに、普段から早起きする習慣をつけておくことで、本番当日も良いパフォーマンスを発揮できるようになります。
また、朝は物音や話し声も少なく、勉強の邪魔が入りにくいですし、特に思考力も冴えていることがわかっています。
そのため、積極的に朝の勉強を活用していくようにしましょう。
また午前の勉強については、記述問題や計算問題が向いているとも言われています。
朝のほうがドーパミンやアドレナリンが大量に分泌されることによって、思考力やひらめき力に優れていることが脳科学的にもわかっているからです。
「朝はぼーっとするんだよなー」って人でも、ウォーミングアップに簡単な計算問題や英語などの音読を毎日やっていくと、だんだんと慣れていくのでぜひチャレンジしてみてください!
12時ごろになったら、昼食をとったのちに13時から18時まで午後の勉強を始めていきます。
午後は夕方になるにつれて疲労が溜まっていきますので、こまめに休憩を取りましょう。
この時、集中できなくなってきたら、思い切って勉強場所を変えてみるのも気分転換になります。
その後、夕飯を食べたら夜の勉強です。
就寝前にインプットしたことは身につきやすいことがわかっていますので、この時間に英単語や社会系の暗記ものをやったり、今日やったことの復習をすると良いでしょう。
22時以降は、自由時間として余裕を持たせておくのも良いですね。
友達との談笑の時間も少なくなるので、こういったところで疲れすぎないよう、日頃からリラックスできる状態を作っておいたり、1日の勉強の振り返りや計画の見直しなどをこの時間にやっておきましょう。
1日のスケジュールはこんな感じです。
勉強をしている時間、9〜12時、13〜18時も「この時間ずっと集中していなければいけない!」というわけではありません。
過去問演習などでまとまった時間が必要な場合は、試験時間通りの1〜2時間で解いてほしいですが、例えば暗記系などのインプット型の学習を行う場合には「30分くらい勉強して休憩する」というやり方もオススメです。
これはポモドーロ型学習法と言われていて、20〜30分程度勉強してこまめに休憩を挟む勉強法です。
このほうがモチベーションを維持しやすく、疲れにくいということも研究でわかっています。
また休憩の時には、有酸素運動を取り入れると学習能力や記憶力が向上することもわかっています。
そのため、例えば英単語の勉強を30分して、休憩で5分程度、散歩やスクワットをして、
また英語の勉強を30分やってまた休憩中に軽い運動をするという感じで、日々の勉強の合間に運動を取り入れることで学習効果も高まるでしょう。
継続ができる環境を作る
浪人生が逆転合格するために今すぐやるべきことの五つ目は「勉強が継続できる環境を作る」ということです。
浪人生活は本当に孤独で過酷になることが多くあります。
なぜなら、現役で合格した友人はもういなくなるし、SNSをみると「キラキラしている友達」の姿を見て辛くなるし、ふとした時に「なんで自分はこんなにもできないんだろう」
といった、自己嫌悪や不安感に押しつぶされそうになることがあるからです。
だからこそ、浪人が決まった時から環境を整えてあげることで、勉強しやすい仕組みを作ってほしいのです。
環境とは
- 場所
- 人
- 管理される仕組み
の3つになります。
まず場所で言うと、自分にとって勉強しやすいところを探していきましょう。
- 自宅で勉強するのか
- 図書館で勉強するのか、
- 予備校や塾を活用するのか
- 馴染みのカフェを使うのか
- もしくは有料の学習スペースなんかもあります。
そういったところをリストアップしてみて、自分にあった勉強スペースはどこなのか?を見つけていきましょう。
「人」に関しては、同じ志を持つ勉強仲間を持つことをオススメしています。
切磋琢磨できる仲間がいると、参考書の情報や勉強の仕方などの情報交換もできるようになりますし、やっぱり「負けたくない!」「一緒に合格しよう!」とモチベーションをあげることができます。
勉強仲間を作るためには、スタディプラスやXなどのSNSで同じ志望校を目指している仲間を見つけてモチベーションをあげるのもオススメです。
最後に「管理される仕組み」です。
これが最も重要かもしれません。
浪人生にとって、勉強の進捗管理やスケジュール管理って特に難しさを感じるところだと思います。
先ほど紹介したような年間スケジュールを作ったら、塾の先生などにお願いをして進んで管理してもらえると良いです。
こういった勉強管理って、いわゆる予備校や授業主体の個別指導塾だと、なかなかやっているところは少ないんですが、コーチング系の塾だとやってるところもあるので、ぜひ調べてみてください!
東大毎日塾でも、一人一人にメンターがついて毎日ガッツリ進捗管理をしています。
こういった管理される環境があるかどうかが成績の伸びに直結してきます。
「今年こそ頑張るぞ!」と意気込んだは良いけど、やる気が続くのは最初だけで予定していたことが全然終わらないという人を、これまで何百人も見てきました。
だからこそ、「管理される仕組み」は、全ての浪人生に取り入れてほしいと心の底から思っています。
「管理される環境がないとやっていける自信がないな・・・」という方にも個別相談でそのやり方や、東大毎日塾としてサポートできることもしっかりとお伝えしていますので、お気軽に聞いてください。
こんな感じで、浪人生が成績を伸ばすためには、
- 勉強しやすい場所を探したり
- 切磋琢磨できる勉強仲間を作ったり
- 管理される環境を意図的に作る
ということが必須になってくるのでぜひ取り入れてみてくださいね。
東大毎日塾
うっちー
計画的に生活リズムも整えて学習に取り組んでいきましょう!
まとめ
本記事では「浪人がつらい場合に取り組むべきこと」というテーマで、逆転合格するために今すぐやるべきことを5つお伝えしました。
それは下記の5つです。
- ①浪人してでも達成したい目標や将来の自分を明確にする
- ②サボる計画を立てる。
- ③合格までの長期計画をもう一度立て直す
- ④自分に合った「浪人用の勉強習慣」を作る。
- ⑤勉強が継続できる環境を作る。
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④〜⑥ 受験戦略&年間週間計画シートのテンプレートを3つ
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