神戸大学は、関西地方では難関の国立大学と言われています。
神戸大学は国際的、先端的な研究や教育の拠点になることを目指している大学で、以下のように受け入れる学生の指針もはっきりとしています。
- 進取の気性に富み、人間と自然を愛する学生
- 旺盛な学習意欲を持ち、新しい課題に積極的に取り組もうとする学生
- 常に視野を広め、主体的に考える姿勢を持った学生
- コミュニケーション能力を高め、異なる考え方や文化を尊重する学生
神戸大学は大学の入学共通テストをまずしっかりクリアしていかないと厳しい大学です。
今回の記事では、東大・京大をはじめとする難関大学へ数多くの生徒をオンライン個別学習で導いている東大毎日塾のメンバーが神戸大学合格のための出題傾向と対策を解説していきます。
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【2024年度】神戸大学の入試情報
神戸大学の2024年度の入試日程スケジュールは以下のようになっていました。
※2025年の日程は別途公開後にご確認ください。
一般選抜(前期)
学部 | 文学部、国際人間科学部、法学部、経済学部、経営学部、理学部、医学部(医学科)、医学部(保健学科)、工学部、農学部、海洋政策科学部 |
出願期間 | 1月22日〜2月2日 |
試験日 | 2月25日 |
合否発表 | 3月7日 |
入学手続き締め切り | 3月15日 |
一般後期
学部 | 文学部、国際人間科学部、法学部、理学部、医学部保健学科、工学部、農学部、海洋政策科学部 |
出願期間 | 1月22日〜2月2日 |
試験日 | 3月12日 |
合否発表 | 3月21日 |
入学手続き締め切り | 3月27日 |
倍率は以下の通りでした。
募集 | 志願 | 志願倍率 | |
一般前期日程 | 1,892 | 6,110 | 3.2 |
一般後期日程 | 409 | 4,046 | 9.9 |
2024年は一般選抜で入学手続者数が定員に達していたため追加合格などはありませんでした。
東大毎日塾
うっちー
試験スケジュールや倍率もチェックしておきましょう!
神戸大学の合格最低点
神戸大学の各学部の合格最低点(2023年度)を紹介します。
共通テストと個別試験を合わせた総合の合格最低点となりますのでチェックしてみてください。
文学部
人文学科 一般 前 | 535.6/800点中 |
人文学科 一般 後 | 559.3/800点中 |
法学部
法律学科 一般 前 | 538.7/800点中 |
法律学科 一般 後 | 542.5/800点中 |
経済学部
経済学科 一般 前 英数 | 595.4/800点中 |
経済学科 一般 前 数学 | 656.4/800点中 |
経済学科 一般 前 総合 | 534.4/800点中 |
経営学部
※共通テストのみ
経営学科 一般 前 | 725.8/900点中 |
国際人間科学部
グローバル文化学科 一般 前 | 515.6/800点中 |
グローバル文化学科 一般 後 | 560/800点中 |
発達コミュニティ学科 一般 前 | 534.5/800点中 |
発達コミュニティ学科 一般 後 | 462.3/600点中 |
子ども教育学科 一般 前 | 522/800点中 |
子ども教育学科 一般 後 | 430.7/600点中 |
環境共生学科 一般 前 文科系 | 582.7/900点中 |
環境共生学科 一般 後 文科系 | |
環境共生学科 一般 前 理科系 | 664.8/1000点中 |
環境共生学科 一般 後 理科系 |
理学部
化学科 一般 前 | 540/850点中 |
化学科 一般 後 | |
数学科 一般 前 | 525.7/815点中 |
数学科 一般 後 | 672.6/815点中 |
生物学科 一般 前 | 559.1/850点中 |
生物学科 一般 後 | |
惑星学科 一般 前 | 548.7/850点中 |
惑星学科 一般 後 | |
物理学科 一般 前 | 583.1/850点中 |
物理学科 一般 後 | 832.4/1100点中 |
工学部
応用化学科 一般 前 | 527.1/800点中 |
応用化学科 一般 後 | 612.5/800点中 |
機械工学科 一般 前 | 505.6/800点中 |
機械工学科 一般 後 | 616.7/800点中 |
電気電子工学科 一般 前 | 517.1/800点中 |
電気電子工学科 一般 後 | 618.5/800点中 |
建築学科 一般 前 | 526.6/800点中 |
建築学科 一般 後 | 600.9/800点中 |
市民工学科 一般 前 | 509.1/800点中 |
市民工学科 一般 後 | 584.9/800点中 |
医学部
医学科 一般 前 | 650.1/810点中 |
保健学科/看護学専攻 一般 前 | 443.1/800点中 |
保健学科/検査技術科学専攻 一般 前 | 487.4/800点中 |
保健学科/検査技術科学専攻 一般 後 | 426.8/800点中 |
保健学科/作業療法学専攻 一般 前 | 447.1/800点中 |
保健学科/理学療法学専攻 一般 前 | 550.7/800点中 |
保健学科/理学療法学専攻 一般 後 |
農学部
食料環境システム学科/生産環境工学コース 一般 前 | 559.8/850点中 |
食料環境システム学科/生産環境工学コース 一般 後 | |
食料環境システム学科/食料環境経済学コース 一般 前 | |
食料環境システム学科/食料環境経済学コース 一般 後 | |
資源生命科学科/応用動物学コース 一般 前 | 562.4/850点中 |
資源生命科学科/応用動物学コース 一般 後 | |
資源生命科学科/応用植物学コース 一般 前 | 562.3/850点中 |
資源生命科学科/応用植物学コース 一般 後 | |
生命機能科学科/応用生命化学コース 一般 前 | 599.8/850点中 |
生命機能科学科/応用生命化学コース 一般 後 | |
生命機能科学科/応用機能生物学コース 一般 前 | 575.2/850点中 |
生命機能科学科/応用機能生物学コース 一般 後 |
海洋政策科学部
海洋政策科学科 一般 前 文系科目重視型 | 619.4/1000点中 |
海洋政策科学科 一般 前 理系科目重視型 | 583.3/1000点中 |
海洋政策科学科 一般 後 理系科目重視型 | 717.8/1000点中 |
東大毎日塾
うっちー
神戸大学の各学部の合格最低点(2023年度)をご紹介しました!過去の情報もチェックしましょう!
神戸大学合格のための出題傾向と対策
それでは、神戸大学に合格するための各教科の出題傾向と対策を解説していきましょう。
英語
英語の傾向と対策を紹介します。
傾向
- 構成:大問4問
- 大問①~③が長文問題、大問④が自由英作文か和文英訳
ポイントが時間との勝負です。
試験時間80分に対して長文が3題あるため、速読力が鍵となります。
加えて大問④が自由英作文の場合は、さらに時間がかかります。
まず基礎である単語、熟語の知識は絶対ですが、神戸大学の英語長文問題は、一般的な単語帳にないような単語や熟語もでてきます。
単語帳を1、2冊完璧に網羅しておくことが必要です。
長文は1題につき600語、難易度は標準レベルのものが出題されています。
速読は実戦形式の問題を時間制限付きで解く練習を繰り返しましょう。
対策
神戸大学の英語攻略のためにまず着手いただきたいのが長文対策です。
ここでは「音読」が有効です。長文の音読を繰り返すことで、内容をパッと英語のまま理解する力が身につきます。
次に、短い時間制限に対応できるよう、タイマーで時間を測りながら長文の問題集を解きましょう。
普段一人で勉強しているとなかなか時間を意識しないと思います。
ですが、本番の試験では時間との勝負となりますので、長文の問題集では制限時間を事前にイメージし、実際にかかる時間を計測してみましょう。
最後のステップとして、過去問を本番よりも短い時間で解いてみましょう。
本番の試験では、緊張により練習時よりも時間が早く経過してしまいます。
試験本番の際に余裕を感じられるように、短い時間制限での訓練をしておくことが重要です。
数学
数学の傾向と対策を紹介します。
傾向
例年の構成としては、文系では大問3題、理系では大問5題となっております。
まず文系数学ですが、難易度としては普通で、一橋大学のように異常に難易度が高いといったことはありません。
分野としては、数学ⅡBの微分積分・ベクトル・数列・図形・整数・確率からの出題が多く、ⅡBの範囲は手を抜けません。
標準問題でいかに点数を積み上げられるかがポイントで、
表面的に公式を暗記するのではなく、公式の成り立ちを本質的に理解していると得点につなげやすいです。
次に、理系数学ですが、こちらも難易度は通常レベルです。
ポイントとしては、5つの大問があるためスピード意識が必要で、数Ⅲを確実にしておくのが鍵となります。
数Ⅲの中でも、特に、「面積・体積の計算」「微分・積分を使った不等式の証明問題」が頻出していますので過去問に早めに目を通しておきましょう。
内容としては、「~を示せ。」という証明させる問題が多いため、論証力が必要となってきます。
120分という制限時間に対しての問題数が多いため、スピーディに解いていく必要があります。
対策
神戸大数学の対策としては、まずは過去問を解いてみて出題の傾向を掴んでみましょう。
すでに学校や塾で触れた分野であれば、埋めるべきギャップが見えてくるはずです。
その上で、基礎問題を正確かつ早く解けることが重要となってきますので、基礎的な問題集を繰り返し解いていきましょう。
この際、問題を解くときに不正解したものにはシャーペンで×を記録しておき、×の問題のみ2周目、3周目と解いていくとよいでしょう。
基礎固めができたら再度過去問です。
過去問→問題集→過去問→…と繰り返すことで、ご自身とのギャップを測ることができます。
120分で大問5問出題されるため、大問1問あたり24分で解く必要があります。
最終的には時間を測り、正解するだけでなく「時間内に正解できているのか」確認する必要があります。
大問1問を20分あたりに設定して、繰り返し解いていきましょう。
得意なジャンルはより短い時間にし、時間をかけるべき大問に時間をかけるのも一手です。
国語
国語の傾向と対策を紹介します。
傾向
構成としては大問3問構成で、中身としては、大問①現代文 大問②古文、大問③漢文となっています。
制限時間は学部によって異なり、経営学部は現代文と古文のみ、海洋政策学部の文系科目重視形では現代文のみとなります。
以下は古文・漢文までがある前提で解説しますが、基本的には英語と同様、文章を読解するものが多いため、時間との戦いになります。
大問それぞれで記述問題が出題されるため非常に時間がタイトになります。
現代文、古文、漢文のそれぞれ1題ずつ、問題自体が長いためそもそも精読するための時間が必要となります。
また、設問には文字数制限があるため無駄な情報をそぎ落とし簡潔にまとめる力が必要です。
対策
過去問と問題集の往復で現在地とゴールとのギャップを定期的に測るのは数学でお伝えした通りで、国語も最終的には時間制限をかけて過去問に当たることが重要です。
その上で、神戸大学の現代文は読解力を要求される問題が多いため、長文読解の練習を重ねたいです。
多様なテーマの文章を読み、内容理解だけでなく、著者の意図や文章構造をつかむ訓練をします。
古文、漢文はまず、「マドンナ古文単語」や「漢文ヤマのヤマ」などの参考書を活用し、基本的な句形は完全にマスターしておきます。
参考書・問題集としてちょうど良いレベルは、以下のものです。
物理
物理の傾向と対策を紹介します。
傾向
構成としては、大問3題、中身としては、「大問①力学、大問②電磁気、大問③波動 or 熱力学」となっています。
物理はすべての問題が記述式のため非常に難問と言えるでしょう。
問題自体は標準レベルなのですが、「全記述式」という特徴があります。
これにより思考力が求めれ、時間条件も厳しくなってきます。
対策
ただ公式を覚えていても記述には対抗できません。
公式は暗記するのではなく、なぜこの公式なのか中身を理解しておくことが重要です。
基本的な問題を解くことで知識を定着させ、その後、より複雑な応用問題に取り組みます。
異なる分野の知識を組み合わせる問題や、実験データを解析する問題など、多角的な問題触れておくと、本番に動揺せずに済みます。
また、物理問題は計算が伴うことが多いため、計算スキルを高めることも重要です。
特に、単位の扱いや数値の見積もり、計算過程での近似の扱いに慣れておきましょう。
化学
化学の傾向と対策を紹介します。
傾向
構成としては、大問4題で、「大問①理論化学、大問②無機化学、大問③有機化学、大問④高分子」というケースが多いです。
問題自体が難しいということはないですが、60分の時間で化学の大問4つ、さらには計算過程の記述も求められることがあり、時間的に非常に厳しいと考えられます。
対策
無機・有機は暗記で対応できるところもありますが、理論部分は計算演習にも慣れていないと厳しいです。
実験手法やデータを伴う問題に対しての対応など、問題集で基礎問題を繰り返し演習することが必要です。
生物
神戸大生物の傾向と対策を紹介します。
傾向
構成としては、大問4題、大問それぞれに用語問題と論述問題があり、どこかに計算問題が出題されることがあります。
論述問題には文字数制限があります。
全体的に標準的な問題が出やすい傾向にある生物は、今まで習ってきたことの基礎を固めておくことが重要です。
対策
生物は一通りの暗記を終えたら、一つ一つのキーワードを自分の言葉として説明できるようになっておくことが重要です。
暗記して単語だけ出てきても、入試の記述には対応できません。
問題集には記述問題が数は多くないものの掲載されていると思うので、入試前にはそれらを集中的に解いていく必要があります。
地学
地学の傾向と対策を紹介します。
傾向
構成としては、大問3題で、基本的に記述式です。満遍なく出題される傾向があります。
地学は難しいというより、毎年出題形式が変わるため、事前予測が難しいです。
全体的に基礎問題が多いですが、総合的な知識が必要となってくるような応用問題もあります。
対策
過去問に対応できても安心せず、問題集の演習を通して、幅広い問題に対応できる状態に準備しましょう。
神戸大学合格のためにやるべきこと
神戸大学合格の必要勉強時間は約2,500時間ほどと言われ、高校2年生の夏ごろから合格に合わせた勉強が必要です。
学部・学科を決めたら、その学部に対する受験項目をチェックし、前述したような傾向をとらえ対策を実施していきましょう。
神戸大学の特徴として、大学共通テストの配点が大きいことがあるため、個別試験だけでなく、大学共通テスト対策にも注力する必要があります。
学部によって差はありますが、個別学力調査と共通テストが同じ配分か、共通テストの方が高いかどちらかです。
神戸大学に合格したい場合は、大学共通テストの点数をしっかりとることが大きなポイントになってきます。
共通テスト対策が前提で、その上で個別テストでも大きな差をつけることが必要です。
そのために、時間の限られた受験生は、効率よく合格から逆算された受験勉強をすることが重要です。
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- プランニング:あなた専用の学習計画を提案し、何をするべきかを明確に
- コーチング:日々の声掛けで着実にプランを実行
- ティーチング:365日間毎日質問し放題の仕組みで疑問を即解決
一般的な予備校ではティーチング指導に特化しており、プランニングやコーチングは生徒任せ、もしくは画一的なカリキュラムになっていることが多いです。
それで成績が上がるのは、自分で完璧な学習戦略を立てて、正しいやり方で勉強できる一部の生徒のみです。
多くの方にとって、自分に合った学習戦略や勉強法の面から個別にサポートした方が結果につなががります。
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