- 過去問を解いていても時間内に終わらない
- 解く順番が分からない
- 共通テスト数学の最適な時間配分が知りたい
たった半月の対策で共通テスト数学で9割超えに成功した東大生が、こんなお悩みを解決します!
ぜひ最後まで読んで、共通テスト数学の点数をアップさせてください。
(記事の最後には実際に共通テスト本番を受けた感想も書いてます!)
- 共通テスト数学おすすめの時間配分
- どんな順番で解くべきか
- 共通テスト数学を早く解くコツ
結論を言うと以下のような時間配分と順番で解くのがオススメです。
- 大問1,2の必答問題が18分
- 大問3-5の選択問題が12分
- 基本的に最初から解く
なぜ、このような解き方/時間配分とするべきか、実際の共通テスト数学の問題も見ながら、解説していきます。
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前提:共通テスト数学はセンターより時間がきつい
大前提として共通テストの数学は何よりも時間がネックです。
なんなら、2次試験よりキツイ。
以下のように求められる力に違いがあるからです。
- 二次試験や私立の試験の数学:
長時間かけて少量の難しい問題を解くこと - 共通テスト:
短時間で大量の比較的簡単な問題を解くこと
これらはセンター試験の時から言われていたことですが、共通テストに変化したことでさらに時間が足りなくなってしまいます。
というのも、こちらのセンター試験と共通テストの過去問を見て下さい。
センター↓
共通テスト↓
共通テストは文章量が圧倒的に多いです。
計算の速さだけでなく、問題文を速く読む力や、正確に問題文を読み取る読解力も必要になってくるということですね。
共通テストでは現実世界において数学が使われることを視野に入れて問題が作られているので、小数点の切り捨てを行う必要が出るなど数字が汚くなることがあります。
つまり、計算がより煩雑になるということです。
ここまで読めば、いかに共通テスト数学が時間の足りない教科であるかが理解できたかと思います。
そして、時間の足りない教科である数学において何よりも大切なのが時間配分です。
これから具体的に解説します。
一緒に数学の時間との戦いを制しましょう!
共通テスト数学の時間配分
結論から言うと、試験における時間配分は各個人、それから問題によってまちまちです。
というのも、よほど数学が得意な人でない限り、必ずどこかでつまずいてしまい、問題を飛ばして戻るということが出てくるからです。
しかし、一つの問題に時間をかけ過ぎてしまい終わらない問題が出てきてしまう…ということが無いよう、最低限1つの基準は設けておくべきです。
一般的におすすめできる時間配分を説明していくので、参考にしてみてくださいね!
数学ⅠAの時間配分
数学ⅠAにおけるセンター試験からの大きな変化は、試験時間が60分から70分に変化したことです。
だから時間にも余裕が生まれる…と思い油断してはいけません。
数ⅠAの大問は全部で5つあります。
大問構成
大問 | 概要 | 分野 |
---|---|---|
1・2 | 数学Ⅰから出題 必答問題 (30点×2) | 数と式(実数・展開と因数分解・不等式) 二次関数(二次関数とグラフ) 図形と計量(三角比) データの分析、集合・論理 |
3~5 | 数学Aから出題 右から2つ選択 (20点×2) | 場合の数、確率 整数の性質 図形の性質 |
- 大問1・2は必答問題で、数学Ⅰの範囲から幅広く出題されます。
- 大問3~5は選択問題で、数学Aの3分野から2つを選択して解答します。
選択問題は、事前に自分の得意分野を把握しておき得意な2つを選んで解くのが理想ですが、二次試験や私立の対策で全て解ける状態になっており、特に得手不得手がない場合は、問題を見てから決めても大丈夫です。
実際私は本番で問題に詰まり、途中で解く大問を変えました。
ただ時間が足りなくなるのでおすすめはしません!!
さてここからは本題の時間配分について話をしていきます。
ざっくり表すとこんな感じです。
大問1 | 18分 |
大問2 | 18分 |
選択問題1 | 12分 |
選択問題2 | 12分 |
予備&見直し | 10分 |
こちらでは予備と見直しの時間を長めに取っています。
もちろん時間との戦いである数学において時間が余ることは稀なので、予備の時間はつまずいた問題を後から考えるためにあると思って下さい。
ですから、詰まることなくストレートに問題が解けた場合の目標が、表の時間だということです。
共通テスト対策をする際、これより大幅に時間がかかってしまう場合は、計算の工夫や、演習量を積むなど、何かしらの対策を行ってみてくださいね!
数学ⅡBの時間配分
数学ⅡBにおいてもⅠAと同様に問題文の量が増加しています。
一方で数学ⅡBは試験時間が60分のままです。
数学ⅠA以上に時間が厳しくなりますね。
大問構成
大問 | 概要 | 分野 |
---|---|---|
1・2 | 数学Ⅱから出題 必答問題 (30点×2) | いろいろな式 図形と方程式 指数関数・対数関数 三角関数 微分・積分 |
3~5 | 数学Bから出題 右から2つ選択 (20点×2) | 数列 ベクトル 確率分布と統計的な推測 |
数学ⅡBでも選択問題は大問3つの内2つを選択します。
ただし数学ⅠAとは異なり「確率分布と統計的な推測」を丁寧に扱っている学校や塾、予備校は少ないため、ほとんどの受験生が数列とベクトルを選択することになります。
途中で問題を変えることは無理に等しいので注意が必要です。
さて、肝心の時間配分はこんな感じです。
大問1 | 15分 |
大問2 | 15分 |
選択問題1 | 10分 |
選択問題2 | 10分 |
予備&見直し | 10分 |
時間配分は数学ⅠA同様、配点が高く問題量の多い大問1,2の時間を長く取り、選択問題の時間は短くしています。
しかし時間が少ない分、数学ⅠAよりは大問一つにかける時間が少なくなってしまいます。
ミスなく解けることが多ければ、以下のように予備の時間を取らず時間配分を設定しても良いと思います。
大問1 | 18分 |
大問2 | 18分 |
選択問題1 | 12分 |
選択問題2 | 12分 |
繰り返しますが、数学ⅡBは時間との戦いです。
計算力はもちろん、いかにミスなくスムーズに解けるかがカギになってきます。
速く解くためのコツは記事後半で解説しますね!
共通テスト数学を解く順番
大前提として、解ける問題から解く必要があります。
問題につまずいてしまったり、瞬時に解法が思い出せず手が止まってしまったりしてどうしようもない場合は、焦らずすぐに次の問題に進みましょう。
その上で以下の順番で解きましょう。
- 基本は初めから解く
→ページを行ったり来たりする時間すら惜しいから - 得意分野と苦手分野の差が顕著なら得意な分野から解く
自分の能力と照らし合わせながら、各自解き方を工夫してみてください。
共通テスト数学を時間内に解き切るためのコツ
1、ミスを無くす
共通テスト数学を時間内に解き切る最大のコツは、ミスをしないことです。
- 計算ミス
- 数字や問題文の見間違い
- 使う数字のミス
など、挙げればキリがない程ミスは存在します。
ですから共通テスト数学は、ミスとの戦いとも呼ぶことができます。
私は共通テストの対策中、いつになってもミスが無くならず点数が伸び悩んでいました。
そこで、自分がどこでどんなミスをしたのかを記録し、解く前に確認していました。
そして本番前には起こり得るミスを全て書き出した紙を読み、絶対にここにあるミスはしないぞと何度も反芻していました。
実際に本番に持っていった紙がこちらです。
(他人に見せる予定ではなかったので汚いです。すみません。)
この対策のおかげで自分でも驚いたことに、本番では一切ミスがありませんでした。
解いている間ミスをしないよう意識することは本当に大切なので、皆さんもぜひ試してみてくださいね。
2、解き方を工夫する
ミスはしていないのに、どれだけ速く解こうとしても時間内に終わらないんだよね…
その原因、自分の計算力だけのせいにしていませんか?
計算の速さは一朝一夕ではどうにもなりません。
じゃあ、どうしたらいいのか。
計算の工夫です。
例えば七五三、名古屋、花見といった三角形の呼び方を聞いたことはありますか?
共通テストの問題が、数字が綺麗になるように作られていた場合、1つのテクニックとしてこういった特徴のある三角形を覚えておくと大きな武器になります。
また、数学ⅡBの微分積分の問題において使われる「6分の1公式」は活用できていますか?
簡単な解き方ができるにもかかわらず、わざわざ煩雑な解き方をしてしまうのは勿体ないですよね。
テクニックや知識に頼った解き方として一部の先生からは嫌われる解き方ではありますが、本当に役に立つので、このような便利な解き方を教わったら身につけておくようにしましょう。
共通テスト数学本番を受けた感想
史上初の共通テスト受験生として受験に臨み、受験前は本当に不安でいっぱいでした。
これからも問題形式の変更は予想され、そういった不安が受験生から無くなることはないかと思います。
ただ、問題形式が変わるかもしれないと意識している人と、ただ同じ形式の問題が繰り返されるだろうと油断している人では、いざ問題形式が変わった時に対策の有無にかかわらず、圧倒的に前者の方が有利です。
フィールドは皆同じですから、心の持ち方で差をつけていきましょう。
数学の基礎の定着と問題演習がきちんとできていれば対応できるように共通テストはできています。
自信を持って本番に挑んでくださいね!
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